广兰路で下車し、向かい側の車両で世紀大道へ移動、常用していた上海の山手線的な地下鉄4号線へ乗り換え上海駅へ向かう。
見慣れた上海駅構内、地下鉄3、4号線と1号線をつなぐ通路。先ずはどこかで朝食を食し、張家界行きの列車の切符を買いに行く事にした。結果、久々に上海駅前に2店舗あるファミマの内の一店舗で黒ゴマ豆乳等を食す。
もう旅行というか、上海滞在中の日常風景って感じですw
さて、上海駅傍の1階の切符売り場がオープンしていたので、そこで張家界行きの列車の切符購入を試みるも、寝台はおろか二等座席さえ完売で、席無ししかないという結果だった為、とりあえず高速バス乗り場へ行ってみる事にした。
上海駅の北口へと移動。列車がなければ大体高速バス、寝台バスを探せば何とかなるという経験則は外れた事がないので、この時も余裕かましてましたが意外な結末に・・。ネットで事前に列車の切符を購入しとけばいいのだけど、人気路線の寝台は数週間先まで売り切れなのを日本で確認してるし、事前の予約・購入が出来ない状況だったし、そもそも計画的な旅行なんてする予定なかったので、予約する気なんてありませんでしたけどね。
上海駅の北口付近にある上海長距離バスターミナルへ到着。ここで、張家界へ行く寝台バスは上海南駅から出ていると切符の販売員から教えてもらい、撃沈。右は上海長距離バスターミナルの内部。
しばし考察した結果、まずは新疆ウイグル自治区へ向かい、その後張家界へ行く事にした。先ほどの上海駅の切符売り場で吐魯番(トルファン行きの二等座席の列車の切符を購入。そうです。久しぶりの二等座席での夜行列車の旅、しかも今回は人生初の2泊3日の夜行列車の旅になったのです。
いや、昨夜からこの日の朝まで空港泊したし、昨年何度か乗り鉄して近郊へ旅行した時にも、二等座席で缙云(じんゆん)まで夜行列車で1泊2日したし、そうえいば杭州駅で上海行の高速鉄道の始発待ちもしたし、何か上海からトルファンまで夜行列車で2泊3日くらい二等座席で旅行するの余裕じゃね?って感じたのです。
上海駅北口の壁に掲げられていた、古き共産主義時代を彷彿とさせる標語を発見!日本でいう昭和チックな感じが好きだw
さて、とりあえず二等座席だけど切符を手に入れたので、予約していた大隠国際青年旅舎(ユースホステル)へチェックインする為、地下鉄4号線の浦東大道駅へ向かう。
さて、ここで問題発生。百度地図のアプリはオフラインでも使えるので、ユースホステルの場所をブックマークしてたのだけど、iPhone 5Sのバッテリーがなくなり見る事が出来ず。場所が分からないので、必然的に記憶を頼りにしばし浦東大道周辺を彷徨う羽目になった。 これがその時に撮影した写真。
記憶の中の2本目の交差点を過ぎた付近を探すも、中国の1区画と道は広いので、1本目の道にさえたどり着いてなかったなかったようで、っていうか、実際たどり着いてなかったので、ユースホステルを発見するに至らず。
で、先月購入して適当なメモ的レビュー動画もうぷしたAnkerのソーラー充電器を取り出し、実地試験、否、実戦投入!
まさか上海のかすんだ曇り空の下でも威力を発揮するとは思わなかったけど、5分の充電でiPhone 5Sが起動し、百度地図が利用出来る状態になりました。電話番号位メモしとくべきだったね・・。 まぁこの時の様子は動画見て下さいw
iPhone 5S復活で速攻GPSで浦東大道付近にある大隠国際青年旅舎(ユースホステル)へナビが開始され、無事に看板が出ている入口へと到着!写真は大隠国際青年旅舎(ユースホステル)へ続く怪しい道。
大隠国際青年旅舎(ユースホステル)の正面付近にある看板。年季が入ってますなぁ。。入り口は右の写真の通り、中国らしい雰囲気が感じられる丸い入り口。中国語では「景壁、月亮門(月の門)」等と呼ばれていますね。
受付の女性に昨夜ユースに到着出来ずに遅れた理由を説明したら、こちらの心情とは裏腹に慣れた感じで空いた部屋を探してチェックインの手続きをしてくれた。何はともあれ無事に部屋を確保!左がこのユースのドミトリーの様子。
旅行気分に浸れるいい雰囲気のユースホステルだ。トイレ、シャワールームは部屋以外にも共用のがあります。また、衣服を手洗い出来る場所はもちろん洗濯機もあり、その衣服を干す場所もちゃんとあります。
まぁ上海のユースホステルの実態は旅行者よりも長期滞在して就職先を探している青年達が多く、厳しい現実を見せつけられるというか、そういうホテル、場所なので、皆が旅行の会話で盛り上がってるような場所ではないのだけど、それでも皆明るくたくましく生きているのです。
以前にも旅行記に書いたけど、「弱さは百害あって一利なし」ですね。
まぁ中国語分からない人は、この試される大地&住人達と精神世界がリンクする事はないと思うから気にしないでいいと思う。まぁもし少しだけでもリンクしたい方は、下記の蟻族と北漂一族を取材したNHKのドキュメンタリー番組をご覧下さい。個人的にいい番組だと思う。
⇒ 蟻族の詩~上海求職旅館の若者たち
⇒ 北漂一族
さて、何はともあれシャワーを浴びて着替えをして服を手洗いし、一休みした後、昼飯ついでに上海の街並みを散歩する事にしました。これはユースホステル傍の聯華超市(聯華スーパー)で砂糖を使ってない、よく食べていた緑豆アイスを食す。上海に戻って来た事を実感した一瞬でしたw
まぁ今回は生活する為に上海に来たのではなく、中国旅行の為に来たのだけど、どうやら上海に適応しきってしまってるようで、旅行気分が全然沸いて来なかったです。仕事で生活していた時もユースホステル&ホテル暮らし長かったしね~w