上海~西安まで白バス(黒車)で移動した時の写真と動画です。
上海から西安へ行く長距離の寝台バスの発車時間の2時間ほど前に到着。怪しさ満点な場所でしたが、気にせずにSONYのデジカメ、HX9Vでパノラマ撮影
チケット売り場のすぐ側にある商店でアーモンドを購入。安くて17元、23元程度と高めだけど、去年から肉食(魚は食べる)はしていないので食べられる物がない時は栄養があるアーモンドや豆類を食事代わりにしていました。
写真に写っている人がバスに乗る人達の出入りを監視していた。やはり普通のバスではないなと。。
寝台バスの到着が遅れるというので付近を散歩してみる事に。上海の北口は以前の上海でよく見られたような建物や風景が広がっていた。弄堂は見かけなかったけど。
聯華超市というよく見かけるスーパーで水を購入した後、側にあるネットカフェに入ってみた。身分証を機械で読み取って登録してインターネットをする仕組みが確立されていて、パスポートは全く意味がないという事に気がつく。
しかし、笑顔で「ネットが出来なくて困ってるんですぅ」とお願いすると、引き出しにしまっていた誰の物か分からない身分証を取り出して読み取り、ネットをさせてもらえたのです。
ネットを満喫してチケット売り場まで戻り、しばらくするとバスが。。いや、ワゴン車が到着。
「まさかこの車で行く訳じゃないですよね?」
と確認したら、別の場所へ移動してそこで西安行きの寝台バスへ乗るとの事。一瞬ひやっとしましたよ。。
この辺りで皆不安と不平を言い始める。この寝台バスのチケットを430元で購入した人もいたww
さて、行き先が「三門峡」となっていて「西安」ではないので乗客が西安に行くのかどうか運転手に問いつめる場面が。三門峡で西安行きのバスに乗り換えるという事だけど、乗客全員一気に不安&不平たらたらモードに突入する。
まぁ横になれるし無事に西安に着ければそれでいいやと割り切って乗車する。バスの中は意外と快適で安心していたのだけど、この時はこの快適さがつかの間の快適さであったとは知るよしもないのでした。。
上海から西安(乗り換え含む)まで出発するバスが発車! 不安よりも、初めての場所へ旅行に行くという事にわくわくしていたw。 とりあえず風景を眺めつつ写真や動画を撮っていたのです。
面白みのない町並み。蘇州や南京を通って更に北上して、三門峡、西安へ向かうのです。
川のある風景。そして古い町並み等が移り変わる。この辺りはまだ畑等はあまり多くなかった。ちなみにデジカメ、HX9VのGPSは高速移動中はほとんど電波を補足していなかった。
なぜか途中で下ろされ、バスを移動する事に。ここで写真に写っている二人と何かあった時のために一緒に行動する事になった。よくわからないけど結束、つまり同盟を締結したのですww
普通のマンション群へと入って行く。不良、いわゆる流氓らしき人達がバスの周辺で見張っていたww。これでこのバスが黒車だと確定。問題を起こすと何をされるか分からないので皆愚痴りながらもおとなしく従う。
ちなみにピンクの服の人も準同盟員ですww。今度のバスもまぁ普通。今回寝台バスに何回か乗ったけど、中国の寝台バスは二段ベッドが標準見たいです。
なんと、よく分からないけどバスを乗り換えて30分もしないうちに、また別の寝台バスに乗る事に。どうやら数台の長距離バスで三門峡へと一緒に向かってるらしかったけど、乗客数の調整をしているみたいでした。
荷物は移動しなくていいとか言ってたけど、3人の同盟員と準同盟員の1人はとても不安だったので、荷物も乗り込むバスに移す事に決定。こちらは別の寝台バスを待ってる間にHX9Vで撮影した風景。
とりあえずウェットティッシュで顔や首筋、体を拭いてすっきりさせた。これは中国旅行の必需品です。
さて、この寝台バスで三門峡までまったり出来ると思ったけど、なんと全員ではないけれど2人で一つのベッドを使用するというとんでもなく最悪な状況。上段のベッドで足も思うように伸ばせず一夜を過ごす事になるとは。。
途中ご飯休憩でドライブインに停車。乗客達が愚痴り合うもこればかりはどうしようもない。ドライブイン内は売店や食堂もあったので、売店では水を買い、食堂で食事をする事に。
とにかく人が多い。整列してるのに割り込んで来る人もw。食堂の中は写真の通り意外と清潔が保たれている。
こういうファーストフード的な食堂は、例えば肉のおかずが2つ、野菜のおかずが3つなど値段によって決まっている。(中国語では二荤三菜という表記です。)
肉のおかず2つ、野菜のおかず3つのセットを注文。魚とエビ卵、豆腐料理等を選ぶ。味は。。。まずかったので半分食べて残しました。怪しい食材や違和感のある味の料理等は無理せずに残しましょう。後でとんでもない目に遭う可能性があります。 ※ 僕は食中毒で点滴打って3週間くらい寝込んだ事があります。
食後、皆が集まるまでしばらく外でまったり。同盟の構成員2名は煙草を吸って黄昏れていたww
体育座りで眠ったり、背中を丸めて寝込んだり、トイレに行きたくなるので水分補給を我慢してたら冷や汗が出て気分が悪くなったり、そんな最悪な環境のまま一夜を過ごし、翌朝更に寝台バスを乗り換える。
やっぱりというか、ここで別の長距離バスに乗り換える時に、理由をこじ付けて一人50元を徴収し始める。
最初は文句を言っていた乗客もあきらめムードでお金を払い出す。僕ら同盟員3人と準同盟員1人も抵抗しようとするも、でぶっちょの同盟員がお金を払ったので仕方なく皆50元を払い乗車。
以前一度だけ南京から上海へバスで戻る時に100元払った事があるから予測はついた。でも50元は多くも少なくも感じない、微妙な線をついていますね。100元だとさすがにおとなしく払う人はいないかもしれないけど、50元だと「まぁこれくらいならいいかな」って感じるのです。
ようやく三門峡へと到着。ここは黄河とダムが有名な場所なので後日、高速鉄路(中国の新幹線)で来ました。
三門峡のバスターミナルをHX9Vでパノラマ撮影。ここで再度バスを乗り換えるのです。。
バスを待っている間、おばさんが車内に持ち込んでいた鶏を観察してした。それと、先ほど50元払った事に無駄な抵抗を試みる母と娘が最後の抵抗として乗車を拒否して去って行ったのを目撃。。
今度の黒車は追加料金を払う事もなく乗車。最初は床にまで人が寝ている状態で、僕ら同盟員と準同盟員はずっと立ちっ放し。ある場所で人が降り、ようやく上段のベッドに横になれたので、パノラマ撮影してみた。
三門峡から西安へ行く長距離バス、黒車からの風景。乗客の1人に小鳥を持ち込んでいる人がいて、ずっと何かを話しかけている女の人がいたのが印象的。 まぁこんな黒い世界で生きている人達は、
小鳥くらいしか信じれる物がなくなってもおかしくないよねぇ。。
と思いつつ撮影していたのですw
乗客達の心理状態とは裏腹にのどかな風景が流れて行く。三門峡から西安まであと少しの距離。
西安へ向かう途中、何度も停車して乗客を降ろす。高速道路がなければ一日がかりの旅程だと思う。