動物園や博物館が好きなのと、中国のビザが下りるまでまだ日数があり暇暇だったので、とりあえずパンダでも見に行こうかと思い立ち、成都動物園へ観光に行ってみる事にしたのです。昭覚寺はついでに寄った感じですw
武候祠から成都動物園のある場所まで路線バスで乗り換え無しで来れました。ここが終点の動物園付近の風景。
やはり郊外なので道路の舗装等も完全ではないようで、まるで田舎の街に来たような雰囲気と景観が広がっていた。
ロータリーのある場所までやって来た。ここから昭覚寺の敷地に入って成都動物園に隣接している出入り口へと向かうのです。 さて、この辺りからお香や仏教用品を売る露店がぼちぼち目立って来た。
人が並んでいた。ここから昭覚寺まで身体にハンディキャップを負っている人達がたくさん乞食をしていた。電子ピアノを弾きながらハーモニカを引いている人は幼少から白内障の為目が見えないと自己紹介の看板を出していた。
どうやら昭覚寺は貧しい人や社会から見捨てられた人達が集まって来ている場所のようです。とてもじゃないけど写真に撮れないような方達もたくさんいました。げっそりやせ細った子供を見た時はショックだったな。。
高速道路の下付近はお香等の仏教用品を販売している屋台や食材を売っている屋台が出ていてとても賑やか。
近隣の農家が採れたばかりの野菜や果物を売っていた。それにしても道行く人達の肌の色が濃いのが目についた。ところで日本では最近駅前等で果物を売る怪しい人達が増殖してますが、何でだろう?
売っている人達も雰囲気が異常だし。 憶測の域を出ないけど、もしかして放○線の基準値の関係で売ってはいけない物をやく○が買い取って売ってるのだろうか?
コンドームの自販機が置かれていた。 この道を真っ直ぐ進むと昭覚寺があるのですが、両サイドは屋台で埋め尽くされていました。なにやら今まで見て来た中国の寺社仏閣とは雰囲気が全く違っているのです。
お香ばかりが目に付く。どうやらここは中国各地にある見せ物の仏教寺院やお寺ではなくて、信仰がしっかりと残っている、本来お寺としてあるべき姿と格式を保っている数少ないお寺のようです。
物乞いをしている身体にハンディキャップを負った人を横目に見つつ、昭覚寺の入口へと到着。
観光客というか、地元の人達が普通にお参りに来ている感じ。今まで見て来たお寺はほぼ遊園地化されている観光客目当てのお寺ばかりだったから、こういう普通の仏教寺院が中国にも残っていたとは思っても見なかったw
入場料は「2元」。でも地元の人はそのまま入っていた気がする。 入口では坊さんがイビキをかいて寝てたw
ひげが印象的で、インドっぽい服を着ている像が置かれていた。まぁ近年作られた物でしょうが、昭覚寺は唐の時代、西遊記とほぼ同じ時代の建立だから、インド的な物を色濃く残していたのだろうか?
成都や地元の人達がお参りに来ている見たいなので、カメラを持った観光客はほとんど見なかった。
昭覚寺の説明と寺院の見取り図。そういえば百度百科では、ここの和尚さんである「圜悟克勤」が書いた圓悟心要と茶禅一味という本が、日本の茶道の源流になった的な事を書いていた。まぁ茶道と呼べる作法等はそれ以前から中国経由で日本に入って来ていたのは確かなようですね。
因みに今の日本の茶道は千利休が原型を策定したのですが、彼は陰陽師の一門で、陰陽五行の「火」・「土」・「金」・「水」・「木」の要素を取り入れてる事は有名ですよね。
あと、豊臣秀吉が陰陽師を弾圧したため、徳川家康に加担し、暗殺を成就させる為に「茶道」の作法を策定、茶室で暗殺を図るもばれて切腹させられた説も有名ですよね。
上述の説が事実だとすると、茶道は豊臣秀吉暗殺の方法として創出されたと認識してもいいかも知れませんね?
休憩所になっている虔心亭という場所ではおじさん、おばさん達が井戸端会議をしていた。基本的に観光地なんだろうけど、やはり、観光地としての立ち位置よりも純粋な仏閣としての立ち位置の方が大きい場所なのでしょう。
中国のお寺等でよく見かけるお香台もあった。なぜかお香台の中ではなく外側でお香が焚かれていた。意味不明w
当然の如くお参りしている人達がたくさんいた。むやみやたらにお参りはしないので、観察するだけにとどめる。
ちなみに、スロットに行ったらタバコの臭いが服につくけど、お香は服に臭いがつかないので気楽です。
狛犬が印象的な仏殿の前をSONYのデジカメ、HX9Vでパノラマ撮影。のどかな場所ですなぁ。。
狛犬のある仏殿の正面には座ってお祈りが出来る場所があり、側ではロウソクを灯してお祈りしている人達もいた。
お香は死臭を消す作用があり、また、蝋燭には闇を払う明かり、知恵の灯とかいう意味があるそうですが、深く宗教に関わらない世間一般の人はそんな事教わる事はないですし、儀式の意味なんて深く考える事ないですよね。。
炎をみてると何とも言い難い、落ち着いた不思議な気分になるのはなぜだろう?
仏殿の中へと入る。お祈りしている人以外に、壁際の腰掛けに座って談笑しているおじさんおばさん達がいた。
仏殿を抜けるとまたお香台があり、周辺には別のお堂や建物があった。昭覚寺はかなり広いお寺ですね。
昭覚寺の寺院内はどこも厳かな雰囲気が漂っている。 ほとんどが参拝をする人、椅子や腰掛けに座って談笑する人達ばかりで、僕のようにカメラを持ってうろちょろしている観光客はあまり見かけなかった。
昭覚寺の寺院内を引き続き散歩。至る所にお香台があり煙が上がっている。信仰が息づいている場所なのですね。
緑色が清々しい印象を与えている大木があった。そのそばにはお香台も置かれていた。雰囲気がいいですね。
大木の下と木陰部分にたくさんの人が座って何やら語らいをしていた。それにしても大きな木ですねぇ。
また別の仏殿があり、大勢の人が入れ替わりお参りをしていた。僕はただ観察していただけです lol それにしてもどんな御利益があるのでしょうね?ググっても出てこないので住職や参拝客に聞くしかないね。
まぁ多分「お金」や「健康」等が絡んだ一般的な願掛けをしているのかなぁと思いつつ観察。お参り方法は日本のそれと違い、何度も頭を下げている人が多かった。奇麗に保たれた仏殿内と大きな仏様が荘厳な印象を与えていた。
仏様が集合している曼陀羅的?な物が壁に配置されていた。唐の時代から続いている由緒あるお寺なので、古代インドの神様もこの中にいるのでしょうかね? 参拝客が入れ替わり立ち代わりお参りをしていた。
仏殿を抜けるとまた別の仏殿等の建物があり、前の広場には燭台とお香台が置かれてた。昭覚寺はとにかく広い。
燭台でゆらゆら揺らめく炎が奇麗でずっと見入ってしまった。催眠術にかかりそうな、そんな雰囲気なのです。
お香を焚いてお参りしている人々が至る所にいる。目の前の仏殿がこの昭覚寺の中で一番立派に感じた。ちなみに横側にも建物が多数あります。入口に日本語で書かれた案内板があるので参考にしてみるといいと思う。
應世人間の文字が掘られた扁額が掲げられた昭覚寺の山門をくぐる。奥にはまたお香台と仏殿らしき建物があった。ユースでSH-03で予め地図を表示して端末にキャッシュしていたので、通信なしに地図が利用できるのです。
お香台とその周辺で自由にお香を焚いているので煙たかった。奥の仏殿では参拝客が代る代るお参りをしてた。
さらに山門を抜けるとようやく成都動物園へと続く道に突き当たった。ここからは地図を頼りに左へと進む。
街路樹的な木々が道に沿って生えていて、木陰の間を歩いて行けるので涼しくて気持ちよかった。
道の傍らにミニ仏舎利塔があったのでHX9Vで撮影してみたけど、手入れが行き届いているのに感心してしまった。
昭覚寺と成都動物園をつなぐゲートへと到着。暑かったので付近にあった売店でアイスを購入して食べた。
この辺まで来ると、動物園目当ての観光客も混じってくるので、カメラ持ちの人達をよく見かけるようになった。
成都の古刹、昭覚寺の観光情報を簡単にまとめて見ました。よければ参考にして下さいね。
情報 | 詳細 |
---|---|
観光地名 | 昭覚寺 |
営業日・時間 | 不明 |
電話 | (028)83529523 |
交通 | 武候祠から1号路線バス、その他63、69、70、71号の各路線バス |
料金 | 2元 |
補足 | 唐の時代から続く古刹。周辺にはお香等の露店商が多数あり |
昭覚寺を通り抜けて成都動物園を観光した時の旅行記です。動物の種類も多く、見応えのある動物園でした。
ここが成都動物園の入園チケットを売っている販売所。入場料は16元! 動物園に入るとすぐそばに園内の見取り図がありました。とりあえずスマートフォン等で撮影して地図と合わせて場所をつかむという使い方もあります。
成都動物園を幹線道路に沿って進む。所々写真の様に、どこにどういう動物がいるのか示した案内図があった。
見張り代らしき古いれんが造りの塔があった。猿の絵が洞窟の壁画の様なな雰囲気だったのが印象的。右は成都動物園で初めて見た動物。そう、ヒヒの仲間です。この辺から動物独特の臭さが終止漂ってた。
チンパンジーを発見。何度実物を見てもチンプスが人を襲う所を想像できないなぁ。右はオランウータン!
この成都動物園にも蓮の花が咲いていた。今回の中国旅行では本当に蓮の花を見る機会が多かったです。。
写真の猿は金絲猴(金糸猴・キンシコウ)という中国の限られた高地に生息する三種類いる猿のうち、川金絲猴(川金糸猴)という猿だそうです。孫悟空のモデルになったと言われる猿なので、知っている方も多いともいます。
主に葉っぱや柔らかい芽、木の実、特に昆虫が大好物だそうです。また、鳥の卵もよく食べると説明書きにあった。
笹の葉が茂る道を抜けて別のブースへと進む。中国各地にいる要な動物が描かれた看板を横目にさらに進む。
パンダ発見! 噂通りほとんどの時間を寝て過ごしているようですw 他の観光客も不満を漏らしていたけれど、これはパンダの習性だからしょうがないですね。とりあえずウロウロしている所を見れなくて残念だった。
こちらは日本でもおなじみのレッサーパンダ。よく見ると足がゴツくて怖い。白黒パンダとは違って終止ウロチョロ歩き回ってた。 右は見てお分かりの通り猿山です。とにかく獣臭が強烈だった。
高崎山で何度も放し飼いのニホンザルを見てるし餌もあげた事あるけど、この獣臭だけは慣れる事が出来ない。
可愛らしい子供の猿2匹が戯れ合っていた。猿山の側には小さな遊園地があり、主に親子連れが遊んでいた。
混雑している様子もなく、余裕を持って乗り物に乗る事が出来そうだった。 ウォータースライダーもあった。
黄河流域と北京近郊が原産地の中国語で麋鹿(シフゾウ)という、シカ科シフゾウ属の草食動物。沼地が好きで泳ぎも得意だそうです。 やっぱりというか、ここも当然の如く・・臭いw
こちらは泥の中でリラックしている麋鹿(シフゾウ)。ちなみに第一級の保護動物だそうです。
左は水鹿、別名は黒鹿と呼ばれる、中国の東南、西南地区が原産の鹿で、水の中につかるのが好きな変わった鹿だそうです。 右の鹿は日本にも生息している、その名もニホンジカなのです。
今は肉食はしないけど、以前鹿の肉が食べられるお店へ行った事があるけど、程よい堅さで美味だった記憶がある。
一掴み一元程度で写真に写っている草を鹿にあげる事が出来る場所があり、鹿達が懸命に草をおねだりしていた。
親子連れの人が草を一掴み買って鹿にあげていたのでHX9Vで撮影させてもらったのです。鹿達必死過ぎw
ごわごわした毛並みが印象的だった鹿。これらの鹿達やラクダ、海原を泳ぐ鯨が全部同じ祖先を持つとか胸熱w
この道の側のブースは全て鹿の仲間達が囲われていました。
毛冠鹿という、主に中国、ミャンマーの1000mを超える高地に生息する鹿。普段見慣れた鹿とは随分違った容姿。
これは中国語で白黇鹿という鹿。ヨーロッパに住む鹿で、英名でFallow deerと呼ばれる鹿のうち、色が白い種類の鹿なのだそうです。確かに毛や角が色が白くて爽やかな感じがする鹿だった。
ふたこぶラクダもいた。観光客が餌をあげるので、普段動物園で見るラクダよりも人懐っこかった気がする。
毛色が赤い馬が草を食んでいた。でも周囲が無骨な環境なので特に目を引く事もなかった。水牛らしき牛もいた。
アフリカのガゼルの仲間らしき動物等が集まっているブースへやって来た。皆退屈そうにしていますねぇ。
モンゴルに住む野生のロバで、絶滅危惧種に指定されているそうです。
この辺の動物は名前を写真にメモし忘れたので分からない。知名度抜群のシマウマが元気よく駆け回っていた。
アフリカの殺人アニマルのトップ3に入る、のんきな印象のカバのいるブースへとやって来た。
観光客がお金を払ってカバに餌をあげる事が出来るのですが、ちょうど親子連れがカバに餌をあげていたので撮影。
カバに関してはさすがに自由に餌をあげる事が出来ず、係員の指示の元、安全な場所から餌を与えていた。
お金を払って写真のオウムと一緒に記念撮影が出来るブースがあった。近くにはぶっとい足のダチョウもいた。
ここが記念撮影が出来るブース。この日は思ったよりも観光客がいなかったのでどのブースものんびりしていた。
肉食獣のブースへと歩を進める。途中、像がいるブースを発見。係員が餌をあげたりする余興もなにもない、殺伐としたブースだった。まぁサーカス団のような高度な芸を求めている訳じゃぁないんだけどさ。。
肉食獣のブースの最初に見た動物はヒョウでした。もしくはヒョウ属の仲間です。暇そうにしていますね。。
どのヒョウも横になってじっとしていた。右のネコ科の動物はメモし忘れたので名前不明。関係ないけどネットで調べている過程で、ライオンがインドの一部にも生息している事を知ってしまった。道端で絶対に会いたくないね。
ここはオオカミ等、イヌ科の肉食獣がいるブース。奥に引きこもっていて見える所には寄って来なかった。
写真で見た事あるけど、名前は何だっけ?今時の幼稚園児よりも動物名のボキャブラリーが乏しいかもしれないw 右はイノシシの仲間。ガラス張りになっているおかげでこの周辺からはあまり獣臭がしなかったです。
東北老虎もいました。個人的に虎は極寒の地域に住む東北老虎(アムール虎)がでかくて一番迫力があると思う。
雄のライオンが寝転がっていた。その隣のブースには珍しいホワイトタイガーがいて、同じく寝転がっていた。
ネコ科の動物は狩り以外の時は基本的に無駄な動きはしないですね。飢餓を生き延びる知恵なのでしょう。
っていうか、東日本大震災の被災地で猫が共食いをして生き延びていたショッキングなニュースとグロ画像を思いだしてしまった。テレビでは流されてないので知ってる人はあまりいないかも知れないけど、現地レポが強烈だった。
こちらのホワイトタイガーは空腹なのか狩猟本能発揮中で、観光客目がけてうろちょろしていた。でけぇえええ!
マントヒヒ。威信腰掛けている姿が滑稽だけど、ルーニーの車が壊されてたし、見た目にだまされてはいけない。
のんきそうに何かを食んでいるマントヒヒもいた。成都動物園はあまり混んでないのでのんびりと散歩できる。
売店があったのでお昼ご飯にナッツとお気に入りの哇哈哈のソーダ水を購入。肉は食べないので粗食なのです。まぁ魚肉は仕方なく食べますけど。豆料理とかなかなかないんですよねぇ。。右は金絲猴(金糸猴・キンシコウ)
金絲猴(金糸猴・キンシコウ)を見ている観光客とその一コマ。先ほどのブースとは違い放し飼いされてた。
比較的大きな池があって色とりどりの鯉が泳いでいた。今回初めて蓮の花が咲いてない池に遭遇した気がするw
色鮮やかな鯉が泳いでいる池と噴水。池の周囲の歩道脇には水槽があり、金魚や熱帯魚が展覧されていました。
主に金魚が飼育されていたけど、琉金やランチュウらしき種類の金魚がよく目に付いた。高価なのかな?
これは尾ひれが長い、赤い出目金。バックが黒いので色が映えている。右はシクリッドの仲間らしき熱帯魚。
フナの体系を色濃く残している金魚達。斑模様や白色の金魚が泳いでいた。飼うのは大変そうだ。。
百鳥苑という、鳥を飼育しているブースへとやって来た。まず目に付いたのが白いオウム。定番のクジャクもいた。
あまり見る事がない「鶴」もいた。 秋の暮れを想像させる池のほとりに咲くススキの背景が鶴と似合っていた。
こちらは中国に生息する朱鷺(トキ)。パンダよりも貴重な生物を見た気がした。 水辺では鴨が戯れていた。
成都動物園の百鳥苑の出入り口付近の風景。昔はこの辺も昭覚寺の敷地だったのでしょうかね?
ここは百鳥苑の別の出入り口。道沿いに先ほど昭覚寺から入って来た出入口まで戻る事にした。 別の出口からだとバス乗り場まで約3倍の距離があるのです。 水辺には放し飼いの鳥がたくさんいた。
先ほど昭覚寺から入って来た出入口の側には子供動物園もあるけど、子供ではないので入らず。再度昭覚寺に入る時にはお金は必要ありませんでした。 来た道を戻ってようやくバス乗り場へと到着!
各路線バスの始発&終点になっているので、武候祠まで行くバスを探すのに一苦労しました。こんな感じで昭覚寺と成都動物園の観光は終了です。広いし思ったより人がいないので、のんびりと巡る事が出来る観光地でした!
成都の郊外、唐の時代から続く昭覚寺と、側にある成都動物園を観光した時のまとめ動画です。