上海~トルファンへ乗り鉄
2015年8月に上海からトルファン(吐魯番)へ人生初の二等座席での2泊3日の列車、乗り鉄旅行した時の写真と動画を掲載しています。
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2015年8月、上海~トルファン(吐魯番)列車で乗り鉄旅行編 ~ 前書き ~
2015年8月、上海から新疆ウイグル自治区にある、西遊記でおなじみの火焔山と高昌国の遺跡、高昌故城がある事で有名なトルファン(吐魯番)へ人生初の二等座席による列車での旅を敢行!その時の写真と動画、旅行記を掲載しています。
人生初の2泊3日の二等座席での中国の列車乗り鉄旅行
人生初の二等座席での2泊3日の列車の旅でしたが、無事に遂行する事が出来ました。疲れてるのに、何かにとりつかれたように写真&動画撮影に余念がなかったので、上海~トルファン間の車窓風景の写真&動画を多めに掲載出来たと思います。
カメラはNEX-5Tに標準のSELP1650(16-50mm F3.5-5.6) + SEL55210(55-210mm F4.5-6.3)のレンズと、16mmの単焦点レンズ、SEL16F28、VCL-ECF1というフィッシュアイコンバーターを適時交換し、撮影しています。
また、iPhone 5S、SH-12CとBONZの魚眼レンズ、そして懐かしいフィルムカメラ、Lomo Fisheye2も使用して撮影してます。
※ 写真は十数枚、付いていた埃をPhotoshopで除去した以外は無修正です。
【付録】上海~伊寧・ウルムチ列車の時刻表比較(2015年と最新ダイヤ)
上海〜伊寧間を走る、「T204/T205」の列車運行情報 〜 2015年版 〜 (クリックして開閉)
- 車両情報:25K型客車(特快列車用・最高時速140km/h)
- 総走行距離:4,742 km
| 駅番 | 駅名 | 日程 | 到着時間 | 発車時間 | 停車時間 | 距離 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 上海 | 1日目 | — | 12:05 | — | 0km |
| 2 | 昆山 | 1日目 | 12:35 | 12:39 | 4分 | 49km |
| 3 | 蘇州 | 1日目 | 13:01 | 13:09 | 8分 | 84km |
| 4 | 無錫 | 1日目 | 13:35 | 13:39 | 4分 | 126km |
| 5 | 常州 | 1日目 | 14:05 | 14:15 | 10分 | 165km |
| 6 | 丹陽 | 1日目 | 14:40 | 14:50 | 10分 | 210km |
| 7 | 鎮江 | 1日目 | 15:08 | 15:11 | 3分 | 237km |
| 8 | 南京 | 1日目 | 15:55 | 16:01 | 6分 | 301km |
| 9 | 蚌埠 | 1日目 | 17:42 | 17:45 | 3分 | 485km |
| 10 | 徐州 | 1日目 | 19:20 | 19:32 | 12分 | 649km |
| 11 | 砀山 | 1日目 | 20:20 | 20:23 | 3分 | 732km |
| 12 | 商丘 | 1日目 | 21:03 | 21:11 | 8分 | 795km |
| 13 | 鄭州 | 1日目 | 23:15 | 23:25 | 10分 | 998km |
| 14 | 洛陽 | 2日目 | 00:49 | 00:52 | 3分 | 1,122km |
| 15 | 西安 | 2日目 | 05:26 | 05:34 | 8分 | 1,509km |
| 16 | 宝鶏 | 2日目 | 07:14 | 07:22 | 8分 | 1,682km |
| 17 | 天水 | 2日目 | 08:53 | 08:59 | 6分 | 1,837km |
| 18 | 蘭州 | 2日目 | 12:46 | 13:01 | 15分 | 2,185km |
| 19 | 武威 | 2日目 | 16:05 | 16:12 | 7分 | 2,488km |
| 20 | 金昌 | 2日目 | 16:49 | 16:51 | 2分 | 2,562km |
| 21 | 張掖 | 2日目 | 18:32 | 18:38 | 6分 | 2,732km |
| 22 | 嘉峪関 | 2日目 | 20:44 | 20:59 | 15分 | 2,955km |
| 23 | 柳園 | 2日目 | 23:51 | 23:59 | 8分 | 3,252km |
| 24 | 哈密(ハミ) | 3日目 | 02:58 | 03:15 | 17分 | 3,573km |
| 25 | 鄯善(ピチャン) | 3日目 | 05:37 | 05:43 | 6分 | 3,836km |
| 26 | 吐魯番(トルファン) | 3日目 | 07:02 | 07:08 | 6分 | 3,984km |
| 27 | 烏魯木斉南(ウルムチ南) | 3日目 | 08:37 | 09:07 | 30分 | 4,129km |
| 28 | 烏西 | 3日目 | 09:32 | 09:57 | 25分 | 4,148km |
| 29 | 石河子 | 3日目 | 11:38 | 11:42 | 4分 | 4,273km |
| 30 | 沙湾県 | 3日目 | 12:09 | 12:13 | 4分 | 4,311km |
| 31 | 奎屯 | 3日目 | 12:55 | 13:01 | 6分 | 4,370km |
| 32 | 精河南 | 3日目 | 15:28 | 15:34 | 6分 | 4,542km |
| 33 | 尼勒克 | 3日目 | 17:58 | 18:00 | 2分 | 4,670km |
| 34 | 伊寧 | 3日目 | 19:15 | — | — | 4,742km |
上海〜烏魯木斉間を走る、「Z304/Z305」の列車運行情報 〜 2026年最新(クリックして開閉) 〜
- 車両情報:25T型客車(最高時速160km/hの直達特快用車両)
- 総走行距離:3,981 km
| 駅番 | 駅名 | 日程 | 到着時間 | 発車時間 | 停車時間 | 距離 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 上海 | 1日目 | — | 17:46 | — | 0km |
| 2 | 昆山 | 1日目 | 18:18 | 18:22 | 4分 | 49km |
| 3 | 無錫 | 1日目 | 19:02 | 19:06 | 4分 | 126km |
| 4 | 鎮江 | 1日目 | 19:58 | 20:01 | 3分 | 237km |
| 5 | 南京 | 1日目 | 20:42 | 20:48 | 6分 | 301km |
| 6 | 徐州 | 1日目 | 23:38 | 23:44 | 6分 | 649km |
| 7 | 鄭州 | 2日目 | 02:28 | 02:36 | 8分 | 998km |
| 8 | 洛陽 | 2日目 | 04:04 | 04:13 | 9分 | 1,122km |
| 9 | 西安 | 2日目 | 08:42 | 08:52 | 10分 | 1,509km |
| 10 | 宝鶏 | 2日目 | 10:21 | 10:27 | 6分 | 1,682km |
| 11 | 天水 | 2日目 | 11:58 | 12:04 | 6分 | 1,837km |
| 12 | 蘭州 | 2日目 | 15:44 | 16:06 | 22分 | 2,185km |
| 13 | 西寧 | 2日目 | 18:04 | 18:10 | 6分 | 2,401km |
| 14 | 張掖西 | 2日目 | 20:59 | 21:06 | 7分 | 2,680km |
| 15 | 嘉峪関南 | 2日目 | 22:43 | 22:51 | 8分 | 2,892km |
| 16 | 哈密(ハミ) | 3日目 | 03:50 | 04:06 | 16分 | 3,442km |
| 17 | 鄯善北(ピチャン北) | 3日目 | 06:17 | 06:19 | 2分 | 3,723km |
| 18 | 吐魯番北(トルファン北) | 3日目 | 07:12 | 07:14 | 2分 | 3,814km |
| 19 | 烏魯木斉(ウルムチ) | 3日目 | 08:50 | — | — | 3,981km |
※ 現在は、2021年のダイヤ改正以降路線が短縮されて、伊寧まではいかず、 ウルムチ(烏魯木斉) 止まりとなってます。
上海大隠国際青年旅舎から出発
夜、同室の人、エントランスにいる人達と会話して寝るのが遅くなったけど、無事に時間通りに起床。上海の大隠国際青年旅舎(ユースホステル)のフロントでチェックアウトをする時、
「また9月頃に戻るけど、予約の電話出来ない状況かもしれないけど部屋の確保よろしく!」
って感じで無茶な注文をしつつ、ユースを離れる。何かもっとまったりしたかったけど、今回の旅行はぶっちゃけ終始座席の確保、移動がほぼ思い通りに出来ない状態が続いてました。
さて、地下鉄4号線の浦東大道駅から上海駅へ到着。本当は行きたい時に行きたい場所へ気ままに旅をしたかったけど、切符が売れ切れてて事前に購入してないといつまでもその場所を出られないという事になるので、仕方なかったです。
さて、上海駅傍、上海不夜城の向かいにあるファミマで朝食で黒ゴマ豆乳を食す。あとは列車の中で食す食べ物と飲み物も購入。出来る事ならこのタイミングで中国移動通信用の携帯を購入したかったのだけど、購入出来ず。
その為、今回の旅行では移動中にネットで情報収集が出来ないという超絶に不便な状態に陥りました。トルファンや新疆ウイグル自治区で買えばいいやと気楽に考えてたのが間違いでした。
まぁ動画にも撮ってるし、旅行記読み進めれば分かると思いますので詳細割愛。ってか旅行記適当でいい? あ、いいですか、ありがとう!
上海からトルファン(吐魯番)へ2泊3日の乗り鉄、列車の旅@1日目
さて、若干の不安を覚えつつも上海から初めて下車する街、トルファン(吐魯番)へ旅行に行く為に上海駅構内へと向かう。
上海駅の安全検査を通過し、無事に上海駅構内へと入る事が出来た。
上海駅構内の通路と各待合室傍にある売店を横目に、自分の乗車する列車、「T204」の待合室へと向かう。ここから一気に旅行気分と同時に不安も高まって来た。2泊3日の二等座席での列車の旅は初めてだし、トルファンという街を旅行、観光するのも初めてだし、何よりユースホステルの場所は調べていたけど、電話で予約し忘れてたので、宿が取れるかどうかという不安もあったし。
上海駅構内、上海からトルファン(吐魯番)へ行く「T204」の列車の待合室。終着駅はイリ・カザフ自治州の州都、伊寧だ。この伊寧という街には後日、カザフスタンのアルマトイから中国に戻って来た時に立ち寄る事になるのです。
待合室は相変わらず人でごった返してるけど、日本と違って広いので窮屈さは感じない。待合室内にもお土産屋と売店がある。
さて、切符検査までまだ時間があるので荷物整理をしつつ、上海駅提供のSMS認証で使える無料Wi-Fiを試してみた。何と、VPN接続でYoutubeの高画質動画がストレスなく見れる速度でした。
で、折角なのでニコ生放送も試してみたけど、30分間無事に放送が出来ました。ただ、トルファンのユースの電話番号調べて予約するのは忘れましたけどね。
待合室の様子。何度も書いてるけど、無駄に広いのが中国の一番の特徴ではないでしょうかw さて、切符検査が始まったので並ぶ。席無しの人達が席と荷物置き場の確保をしようと我先に前へと進んで行く。
ここで荷物置き場と座席、もしくは座り心地のいい場所の確保が出来るかどうかで旅の快適度が変わって来るのです。
切符検査が終わり、上海発、伊寧終着の中国屈指の長距離を走る列車の停まっているホームへと進む。ってか北京~拉薩、哈爾浜~広州間もそうだけど、現状中国国内を2日3泊以上走行する列車はありませんw
さて、本来なら列車でアバターの世界、張家界へ向かってるはずだけど、前ページで述べた通り切符が買えなかった為、先に新疆ウイグル自治区にある、三蔵法師も訪れた高昌国のあったトルファン(吐魯番)へ行く事にしたのです。
張家界は元々世界自然遺産の武陵源、張家界国家森林公園があり、かつアバターの撮影地という事で知名度があったのですが、今年2015年に張家界の南に位置する天門山に建設されていた ガラスの桟道 が解放され、更に知名度を高めたのが観光客が押し寄せた原因のようです。
※ また、「ガラスの大橋」も予定より遅れてるけど建設中です。
因みに8月は中国の学生は夏休みで、時期的にもいわゆる旅行シーズンに重なっていたのです。
っていうか帰国後、僕の好きな「未来世紀ジパング」というTV番組でも武陵源を取り上げていたし、その番組の中で大手旅行会社が旅行ツアーに組み込んでいるのを宣伝してたので、日本でも知名度が上がってるのではないでしょうか。
これから2泊3日お世話になる「T204」の列車、車両をNEX-5Tでパノラマ撮影。標準的な中国の客車ですな。
とにかく「無駄に広い」が僕的キーワードな中国の風景。右の写真もその一コマなのだがたかが駅のホームと侮るなかれ。普通乗用車がさりげな~く普通に停まってても違和感がほとんど感じられない、それが中国上海駅のホームだ!
とりあえず広~い上海駅に複数あるホームの一つを僕の乗る車両目指しててくてく歩く。で、これが僕が乗る車両の車内。
とりあえず荷物置き場を確保でき、二等座席でのトルファンまでの2泊3日の列車の旅の出だしは順調に迎える事が出来た。余裕かましてたけど、やっぱり初めてなので耐えられるかどうがこの時ちょっと不安だった。
席無しの人達ももちろんいる。しかも後ほど会話からトルファン、ウルムチより西にある都市、石河子市まで行く人もいる事が分かった。辛苦了! 右はカップラーメンや花茶を作る人向けの給湯器。白湯(お湯)だけ飲む人もいる。
さて、列車が動きだし、人生初の二等座席での上海~トルファン(吐魯番)の列車の旅が始まりましたw
雑誌社に務めてるという、西安から出張で上海に来ていた「席無し」の方と記念撮影。因みにこの人は大隠国際青年旅舎(ユースホステル)に泊まってた方で、奇遇にも列車内で再会したのです。で、この人の持っていたNikonのカメラとレンズがごつかったのが印象的だ。プロは機材が素人とは違う。でもそのくせ風景写真は撮影してなかったな。仕事に関係ないものは撮影しないのか?
関係ないけど写真・動画はまず「プロになりたいかどうか、金になるかどうか」より、「写真・動画撮影が好きかどうか」が問われる職業、世界で、その道に踏み出す第一歩だと思うけどどうよ?
僕は単純に好きだから適当な機材でメモ的な写真・動画撮影してるけど、なんでこんなに写真や動画ばかり撮ってるのか自分でもよく分からないです。ある種、職業じゃないけど「やらなきゃいけない」的な、職業病的なものを患ってる気がしますw
動画でも言ってるけど、中国の列車で初めて見た障碍者用のトイレ。ってか日本の列車でも見た事ないな・・。
車内販売の台車が何度もやって来た。以前と比べると、「普通の食品」ではなくて「特産品」を、しかも高くない値段で販売している事に時代の流れを感じた。今時コンビニやスーパーで安くてクオリティの高い商品売ってるし、実際皆そういうの買って乗車してるから、「普通の食品」じゃ儲からないのかな?
※ もちろんカップ麺などの飲食料品の車内販売と弁当の車内販売も健在でした。
で、仲良くなった人から新疆ウイグル自治区の特産品、ハミ瓜(哈密瓜)をもらって食す。普段甘いもの食べないからか、それとも砂糖が多くまぶされていたからか、とにかく超美味かった!
さて、この頃になると、列車内は座席に座っている人がトイレやたばこを吸いに席を立つと、席無しの人達がその間座るという、そんな暗黙の了承が出来上がっていて、特にトラブルもなくまったりとした時間が過ぎて行く。
無錫、蘇州付近の車窓風景。で、すぐに列車が蘇州の近く、常州駅のホームで小休止。旅はまだ始まったばかりだ。
常州には来た事がないけど、このぼろっちいホームを眺めていたら2014年に久しぶりに無錫&蘇州に行った時の事と、昔無錫に行った時のおぼろげな記憶を思い出した。そこに、時間と可能性は無限にあると感じてた、若かりし頃の僕の残像を見た。
思い出に浸るほどの時間は停車せず、列車は伊寧目指して走り出す。まったりと大陸を走る列車に揺られながら、ファミマで買ったプーアル茶をちょいと飲む。プライスレスなささやかな幸せってやつを感じない?
ゆるりとした列車内の雰囲気が心地よく感じる。だがしかし、僕は何かに急き立てられるように移り変わる車窓風景をギラギラ見つめ、シャッターチャンスを待っていた。ちょっと誰か未経験OKの下手くそなカメラマンの仕事募集してる所知らない?w 写真を撮るのだけは大好きですw
南京駅へ到着。もう既に僕の知っている南京ではなくなってるはずなので、機会があればまた観光に来たいと思います。
お昼ご飯にピーナッツを食す。中国では本当に僕は粗食。日本に戻って来ても暫くナッツや豆腐製品くらいしか食べてなかったけど、前ページにも書いた通り最近やっとまた「自炊」メインで食べるようになったわ。調理器具ちゃんとしたのはよ買わなくっちゃなぁ・・。お料理動画も撮りたいし。
南京郊外、南京長江大橋から長江を久々に眺める。脳内では何故か懐かしのあの歌の、**「見過ごしてた風景はおっくせんまん!」**の歌詞が反芻されておりました。
のどかな風景がどこまでも続く。また別の人が山査子(さんざし)という、中国ではよく食べられているバラ科の植物の種をくれたので食す。美味い。これの砂糖でコーティングした山査子飴をハルビン時代によく食べたのを思い出した。
子供にカメラを持っていかれてしばし遊ばれる。好奇心旺盛だな。ってか窓際にいるおばちゃんの腕が太いのに今気が付いたw 右は懐かしのLomo Fisheye2で撮影した列車内の写真。
これもLomo Fisheye2で撮影した写真。フィルムカメラ独特の粒状感がいい雰囲気だ。因みに富士フィルムのISO400のフィルムを使用。でも、現像した時に写真ではなくデジタルデータでもらったのだけど、画素が低くて泣けた・・。
しばし上海からトルファン(吐魯番)へ向かう列車から見た車窓風景をご覧下さい。
暇なので、子供たちが僕のカメラを暇つぶしのネタとばかりに興味を示し、撮影していない時にいじくって遊んでいた。使い方を教えると、なかなか上手く使いこなせていたねw
上海からトルファンへの乗り鉄旅行、第一日目の夕陽を子供達と眺める。因みにこの夕日は子供が撮った写真だ。寝台車両ではない事が予想外だけど、大陸の広さを実感出来るし旅行気分満喫出来るので、列車での旅はやっぱり好きだ。
この写真も子供がいつの間にか撮ってた写真。右も同じく子供が撮影した僕の写真。ちと疲労気味になって来た。
夜のとばりが下りて来てる、絶妙な時間帯の車窓風景。
列車が何度目か分からない、静寂感あふれる農村地帯を走り抜ける。旅行記適当です。
19時15分頃、列車が徐州へと到着。何かにとりつかれている僕は写真と動画を撮り続ける! 普通のスーパーと変わらない、安いと感じる値段で果物を売っている徐州駅ホームの露店。
余裕ある人は列車から降りて背伸びしたりして体をほぐしていましたw 右の写真は2014年に量産が開始された、蘭州鉄道局の機関区(車両基地)所属のHXD3Dという牽引車両!
調べたら7200KWの出力で時速160kmの速度で走る、2015年12月時点で中国で最も効率の良い牽引車両だそうだ。
Youkuという中国最大手の動画投稿サイトに沢山疾走するかっこいい動画上がってますし、Youtubeにも上がってますので要チェック! ってか鉄オタに国境はないって感じですな・・。(僕は違うよ。)
徐州駅のホームで夜風に吹かれ、しばし行き交う列車と人々の雑踏を眺める。列車が出発した後、中国では普通に食べられているヒマワリの種を皆でわいわい雑談しながら食す。誰かが自然と持って来て「話のつまみ」にするのが常です。
砀山という鄭州の東側にある街でしばし小休止。鄭州という殷王朝ゆかりの都邑(とゆう、都市)の遺跡がある傍にある街にふさわしく、古い歴史のある街です。華中・華北地方のちょうど境界あたり。
小休止が終わり列車が再び出発。しばし眠った後、深夜2時過ぎに目を覚まして列車内の様子を適当に撮影。とにもかくにも2泊3日の列車の旅の1日目は、平和にまったりと無事に過ぎ去ったのです。
上海からトルファンへ2泊3日の乗り鉄、列車の旅@2日目
2日目の朝、4時半頃の列車内の様子。昨夜のうちにくつろげる場所&態勢を見つけて寝ている乗客たちの間で、僕は哈爾浜時代以来、超久々に床に寝転がって眠てましたw 車掌さんが小まめに掃除してるし、意外な事に、人民の皆さんも自らゴミを片付けていて意外と綺麗だったし、体が伸ばせて座ってるより断然楽で快適だったのです。
朝5時半頃、列車がようやく道半ばの西安へと到着!車内で知り合った人とさよならし、しばし久しぶりの西安駅のホームで休憩。西安はいつか始皇帝陵のリベンジに行くわ。 ⇒ 西安、兵馬俑博物館&始皇帝陵バスツアーの旅行記
ってか中国は知られざるピラミッド大国で、立ち入り禁止や植林などで意図的に隠されたピラミッドがやたら多いのです。知ってた? そういえば2011年に西寧に行ったのに南凉虎台遗址という、まさにピラミッド遺跡を見に行かなかったな。まぁ目下、特に中国のピラミッドに興味あるわけじゃないしな・・。
※ 僕が興味があるのはボスニアのピラミッドだな。いわゆる「古代コンクリート」で造られた、1万2千年前だと確定された巨大ピラミッド。何時か絶対行くわ。
さて、顔を水で洗おうと思ったら洗面台の上で寝ている人がいて使えなかったので、給湯器のお湯で顔や手をぬぐう。
西安を出て約2時間後、朝8時前の車窓風景。この日のメイン停車駅は、「宝鶏」、「天水」、甘粛省の省都「蘭州」、そしていわゆる万里の長城の西端がある、「嘉峪関」だ。つまりこの日一日は甘粛省の車窓風景を見る事になるのです。
昨日とは打って変わって、肥沃で広大な黄土高原を含む黄土台地(大地ではない)特有の**「黄土色」(※まさにこの文字色)が存在感を露わにし、甘粛省らしい風景**を印象付けている。また、シルクロードを走っている事を実感させてくれる。
見慣れた中国の東側の風景とは違い、黄色い大地が新鮮な印象を与えてくれるので、旅行気分を満喫させてくれる。もやがかった幻想的な山間部を通過。中国の長距離列車の旅はプライスレスな感動が味わえると思います。
ではしばし車窓風景をご覧下さい。はい、手抜きですw その代わり写真多く掲載してるから許してねw
ずばり幻想的な風景がどこまでも続く。
存在感満点の黄色い河。率直にこんな中国の秘境駅的な場所で下車してまったり散歩してみたいなぁと思った。
天水へ到着。空気が新鮮で爽やかだったのが印象に残ってるな。よく寝たし、洗顔をしたのでちと顔色がよくなったw
これぞ中国ののどかな田舎町って感じな風景がしばらく続く。雨が降ったら道路がぬかるむんだろうな・・。
この辺りから、うっすらと草木が見える以外は黄色い黄土が露出している風景が目立って来た。極々一部だけど、黄土台地の一片を垣間見た気がした。
こちらはLomoのFisheye2で撮影した、甘粛省を走る列車からの車窓風景。
品種と産地は不明だけど、ミカンをもらったので食す。なかなか美味い。子供達と戯れながら車窓風景を眺める。ここは陇西(隴西)という蘭州の手前、隴山のふもとにある街の駅だ。
引き続き車窓風景をご覧下さい。
草木が生い茂ってるとは言い難いが、荒涼としているとも言い難い、そんな微妙な感覚が印象的な風景だ。
中国沿海部とは雰囲気がすっかり変わり、シルクロードの雰囲気が旅情を掻き立てる風景を車窓に映しながら、列車は西へ西へとひた走る。え?なぜ視点がシルクロードかって? 僕はシルクロードが憧れの世代育ちですのであしからずw
列車の車窓が汚れてるので綺麗には撮影できなかったけど、雰囲気だけでも掴んでくれれば幸いです。
因みにNEX-5Tのバッテリー持ちはいいですね。予備バッテリーもあったし、ガンガン動画撮影しても1日以上はもった。さて、また果物、リンゴの差し入れがあったので食す。糖度高いのにちょっぴり酸味が効いてて独特な風味で美味い。
甘粛省ののどかな穀倉地帯の一角を眺める。
遠方に見える山々をNEX-5T標準の望遠レンズで撮影。列車の振動で手ぶれが酷いけど列車内で座席に人がいるからなかなか固定&安定させる事が出来ないし、そんな事してる間に風景が通り過ぎるので、一発撮り。スマホじゃ無理だね。
岩肌がむき出しの山が目立って来た。新疆ウイグル自治区はまだ先だけど、もうウイグルにいるような雰囲気だ。
岩石が露出しているけど、ところどころ、すぐにでも崩れ落ちるのではないかと冷や冷やしてしまう光景を目の当たりにする。
この辺りから徐々に視界が開けて来た。地勢が変わり、車窓風景・雰囲気が変わる瞬間を撮影出来た事に個人的に満足。ってか中国はとにかく広い。この時点で既に約2,000kmの鉄道路線を走破しているのです。
※ 因みに鹿児島から北海道の稚内までの、鉄道路線の距離は3,049.9km、上海~トルファンまでの鉄道路線の距離は約3,984kmです。
どう?さっきまでとは地勢が変わってるの分かるでしょ? 東は黄土高原、北はモンゴル高原、南は青蔵高原、西はタリム盆地という、異なる地域が交差している場所、いわゆるシルクロードの要衝、河西回廊を列車は走っている。
ベルトコンベヤが目を引いた精製工場を撮影。外側が錆びていて年季を感じる。
のどかな農村だけど、日本と決定的に違うのは豊かな山林と小川等水の気配が感じられない事だ。殺伐とした印象を受けた。
この車窓風景に見えるレンガ、土石造りの無機質な建物を見て、ふとナショジオで万里の長城に魅入られて20年以上中国で暮らしてるイギリスの作家・歴史研究家の番組思い出した。調べたら、また何度目かの再放送がありますね。
いや、この旅行記とは関係ないけど、中国旅行・中国迷な人にはお勧めだと思うので記載。ってか録画してたわw
水が流れてない礫だらけの河を渡る。後日、トルファンでこんな場所でも意外と生命が育まれてる事を実感するのです。
武威という街へ到着。河西回廊に漢武帝の軍隊の「武功」と「軍威」を示す為につけられた名前だそうだ。そんな場所で、観光客の目につく場所に軍用車両を停めていたのが印象的というか意味深だな。しかも輸送車両メインなのがポイントだな。補給は戦の要って感じですかね。
で、ここで仲良くなった人達と子供が数組下車していく。下車する前にスマホで一緒に記念撮影せがまれて撮影したのです。元気でね!
さて、ホームと軍用車両を撮影してたら軍人から「撮影するな!」と露骨に制止されてしまった。だったら露出しないで服着てればいいじゃないかという意味不明な突っ込みは怖いので行わず。
だがしかし、上海から伊寧付近まで乗り鉄するという不良っぽいが好感が持てるあんちゃんに、
「無視しとけばいいっしょ!折角だから記念撮影してやんよ~」
と、超軽いノリでカメラをとられ、記念撮影。真面目にちょっと焦ったわ。ところで日差しがコントラストが強く、また、空気も乾燥してすがすがしいので、西方に来た事を実感させられた。
巨大な送電鉄塔と古い橋桁が印象的な風景。因みに中国のあの形状の送電鉄塔(中国語で耐張塔)の高さは通常25~40mだそうだ。
金昌駅へ到着。停車する度に短時間の停車でも下車してうろちょろ写真&動画撮ってるので、車掌に怒られてしまったw 発車間際に乗車する人をせかしたり、新たに乗車する人の切符チェックで大変なのだ。
まぁ怒ってるわけではなく、カメラマンでもないのに何かにとりつかれて写真撮りまくる僕に呆れてるだけなのは分かってるので、下車して休憩がてらに写真撮影。ここまで列車でやって来たのに、まだ先に長い道のりが待っているのです。
次の目的の駅である張掖へ向けて列車は走る。ここもまだ甘粛省なのです。
また地勢が明らかに変わったので、NEX-5Tと望遠レンズで写真撮影。広い草原から山腹へ無造作に砂利道が続きていたのが印象的。いよいよ全長1,200km、最大幅100kmの河西回廊(中国語で河西走廊)に突入したって感じですかね。
ところでさっきも書いたけど、車窓風景は言うまでもなく、列車内から汚れた窓越しに、しかも移動している為、カメラを安定させる場所も時間もないので手持ちで一発撮りで撮影しています。
山まで大した距離がないように見えるけど、あの送電鉄塔が巨大なのを後日トルファンで確認。先ほど「通常」25~40mの高さがあると書いたけど、トルファンに出現した巨人鉄塔は60m級だな。距離感狂う狂う。
ここから列車は狭さや閉塞感とは無縁の開けた大地をひたすら走る。因みに先ほどから書いている「河西回廊」(中国語では河西走廊)とは、蘭州から見て黄河が流れて来る西側を「河西」(河の西)といい、敦煌辺りまでの地域を指します。
もう一度「河西回廊」(中国語では河西走廊)の場所を簡単に書くと、
- 東は黄土高原
- 西はタリム盆地
- 南は青蔵高原
- 北はモンゴル高原
に挟まれた、全長1,200km、最大幅約100kmの地域です。
この地図の地域。クリックで拡大画像表示します。
※ 因みに中国語は「河西走廊」です。
河西回廊に関する番組が見れなくなってますが、Youtubeなどで検索してみてください♪
シルクロードに幻想を抱いて育った世代は言葉だけは知ってるでしょう。
ってか嘉峪関や張掖の「張掖丹霞地貌」、敦煌にも行って見たかったなぁ・・。今回は行きたい所にほぼ行けてない旅行になったわw
シルクロードは必ずこの長さ1,200km、最大幅約100kmの河西回廊を通る。
因みに河西回廊の南側には文字通り広大な祁連(きれん)山脈の裾野、草原が広がり、北側には写真のような山脈が連なっている。この山脈は天山山脈、そして最終的にはヒマラヤ山脈にまで連なっているのです。スケール大きいですな。
まったりとした時間が過ぎて行く。iPhone 5Sで適当に記念撮影。き、きもいですなw 何か歳とったなぁって感じw
特産品ではなく通常の飲食料品の販売台車がやって来たので、卵と燕京ビールを購入。ミネラルウォーターや砂糖なしのお茶類が売ってなかったので、水の代わりにビールを買ったのですw 何か・・幸せだなw
こちらは河西回廊の南側、祁連(きれん)山脈の広大なすそ野が広がっている。
ここまで自転車旅行で来る人はいるのだろうか?飲食料準備と進む方位に気を付けないとマジ命にかかわるね。
雄大な河西回廊(河西走廊)の風景を車窓越しに眺めつつ、しばし想いにふける。
日が随分と西へと傾いて来た。それでもまだ甘粛省を抜けていない。抜けるのは夜遅くの予定だ。**「遥かなるシルクロード」**という言葉が誇張でも何でもなく、事実なのだと実感したね。ここからラクダ等で中東・欧州まで行くとかマジで大仕事だ。
暇つぶしにレイメイ藤井のRXT123とRXT101の顕微鏡、マイクロスコープで適当にヒマワリの種等を観察。子供達やおばちゃんも観察していた。子供が自分の手を覗いた時に、「虫がいる!」って言ってたのが印象的。
「指紋」を「(細い)虫」と表現したのか?そうでなければ一体何を見たのだろう? 因みにレビュー動画 ⇒ レイメイ藤井の顕微鏡
上海から伊寧へ向かう「T204」から見える河西回廊(河西走廊)、祁連(きれん)山脈のすそ野の車窓風景。
二等座席での上海からトルファンまでの2泊3日の旅、2日目の夕方は子供や周囲の人達と戯れながらまったりと列車内で過ごしていた。
久しぶりに水のある風景を眺める。古代より中原を征服した皇帝&人々が江南を目指した理由が分かる気がする。
日没が訪れたが、列車の後方に落ちて行ったので撮影出来ず。東から西へ進んでるので太陽は前方(西)に落ちるはずなのだけど、路線が北上したり曲がりくねっている区間だったようです。因みにこれはLomoのFisheye2で撮影。
で、太陽が前方(西)に落ちたのを確認。それでもまだ列車は甘粛省を走っている。夜空にはイスラムの象徴である三日月がw 2011年の旅行記にも書いたけど、これみると「ジョジョの奇妙な冒険」思い出すんだよな・・。
さて、夜にちょっとしたイベント発生。僕が写真&動画撮影ばかりしてるので、冗談めかして**「お前スパイじゃないよなぁ~?」と言って来た人達にパスポートチェック**されるw そしてカメラと旅行のネタで雑談して楽しい時を過ごす。
もちろんそんな事を露骨に言って来て、かつ写真に撮られる間抜けな公安?はいないだろうから、この人達は民間人、軍属だとしても雰囲気から察して下っ端の軍人だと思う。特にパスポート見てる人は「二等兵」っていうあだ名がふさわしい風貌w
でも、知らぬ間にふと後ろに立たれてたりして、意外と何者か読めない行動をとる人だったな。。

さて、ようやく万里の長城の最西端がある、嘉峪関の街の明かりが見えて来た。派手にライトアップされた嘉峪関の輪郭が列車内からも見えましたw ってか、ここもまだ甘粛省で新疆ウイグル自治区ではないのです。中国は広い!
ってか写真ぶれまくってました。残念・・。
嘉峪関で列車が10分程度給水の為に停車する事になったので、ホームに出て新鮮な空気を吸う。空気が澄んでて爽やかだ。二次元ではなく三次元の中で旅をしている事を実感した瞬間だった。電池無くなりかけてたので動画は撮影せず。
嘉峪関で下車する人が多かったのを覚えています。
嘉峪関のホームで台車販売をしている人達。列車は嘉峪関には毎回給水の為に15分停車するので、売り子が待ち構えているという事ですね。で、この台車販売で久々にミネラルウォーターをゲット!
さて、列車がいよいよ新疆ウイグル自治区へ向けて走り出す。顔を洗って寝ようと思ったら洗面台がこの有り様ですw 荷物の量半端ないけど、「トウモロコシの皮」と書かれた袋だけでも重そうですよね。よく持ち歩けるなぁと感心してしまった。。
上海からトルファンへ2泊3日の乗り鉄、列車の旅@3日目
上海からトルファン(吐魯番)まで2泊3日の列車の旅もいよいよ最終日の朝を迎える。
特に盗難や喧嘩等もなく、むしろ色々な人と出会え、楽しく過ごせたし、いい思い出になった事に、皆に感謝。
さて、朝起きて車窓を見ると天山山脈が遠方に見えた。そう、列車は夜の間に新疆ウイグル自治区へ入っていたのです。既にトルファン(吐魯番)まであと1時間程度の場所まで来ていた。列車の到着は朝7時過ぎの予定なのです。
2008年以来の天山山脈の雪が冠雪した雪山と砂漠との、奇妙な対比を眺める。あれからもう7年もたったんだなぁ・・。
ウルムチへ友達に会いに行った時の思い出が蘇って来たけど、まぁ秘密という事でw
以前と変わらない雪山した雪山を眺めつつ、この長大な天山山脈でも氷河の後退が問題視されているのを思い出した。この山脈をたどるとヒマラヤ山脈に行きつくけど、そのヒマラヤ山脈全体でも氷河の後退が話題になってましたね。
まぁ暇な人は調べてみてはいかがでしょうか。
何か以前とほぼ変わらない、記憶の中にある石油掘削現場と掘削機がそのまま車窓から見えたので撮影。哈爾浜時代にすぐ傍にある大慶という街が油田地帯だったのを知ったのだけど、そこの掘削機と瓜二つに見える。
荒涼とした砂漠を眺めていると朝日が昇って来た。iPhone 5Sで汚れた車窓から動画撮影しつつ写真撮影。何が写ってるか分からないな・・。まぁとにかく列車が何事もなく新疆ウイグル自治区へ到着した事は確実だ。
トルファン郊外に広がる砂漠が、まばゆい朝日を受けてその全貌を露わにする。そして上海から昼夜問わずに走り続けるT204の列車がトルファン駅へと入って行くのを車窓から、マジで名残惜しみつつ眺める僕がいた。終わるのが嫌だと思える旅っていい旅じゃない?
列車の旅3日目にしてついに上海からトルファンへ到着!
初めて訪れる街、トルファン(吐魯番)へ到着。寝食を共にして来た人々に別れを告げ、後ろ髪を引かれる想いで下車する。さて、この不良兄ちゃんは色々と面白かったのだが、例えばトイレが人待ちで並んでる時に、
「我慢出来なきゃ一緒にトイレ入ればいいじゃないか~」
と人をけしかけたり、15歳で既に子持ちの女の人とその子供をおちょくってたり、キャラクターが濃い面白い人だったので別れるのが惜しかった。なぜか最後に、**「記念撮影しようや」**といって来たので撮影。いい思い出になったわ。お元気で!
さて、トルファンのホームへと降り立ち、明らかに上海とは異なるまぶし過ぎる朝日をしばし眺める。望んだわけではないが、2泊3日かけて二等座席の列車で新疆ウイグル自治区へやって来た事を実感。
ここでT204が伊寧へ向けて発車するのを見届ける。因みに砂漠の大都会、ウルムチまでは車両の種類により異なるけど、列車で1時間半~2時間程で行ける。また、1時間に1~2本の頻度で発着しています。※ 2015年12月現在。
上海からトルファンまでの2泊3日の二等座席の乗り鉄旅行を乗り切った事に安心し、まずは記念撮影。
トルファン(吐魯番)駅の構内を出口に向かって進む。出口付近でドロイド君が記念撮影。
さて、駅員が数人いるだけの片田舎な雰囲気満点の駅を出て、ついに新疆ウイグル自治区の大地へと足を踏み出す。超ドキドキしたわ。で、今更だけどトルファン(吐魯番)に来た目的を簡単に説明すると、高昌国の廃墟、高昌故城を一目見たかったから来たのです。
以前にも書いたけど、現在進行形で風化が進んでいるので、見れる内に来たかったのです。まぁ結果、行けたのは2つある都市遺跡の内の、「交河故城」の方だけだったけどね・・。え?そもそもなぜ高昌故城を見たいのかって?だからシルクロードに憧れていた世代の人間だからですよ。
本当は米蘭や楼蘭に行きたかったんだけどね。特に楼蘭はニコ生でも言った通り軍管区内にあり、許可証や車チャーター必須で、個人で行くのはほぼ無理。しかも核実験で汚染された砂塵吸い込む事必定だしなぁ・・。幻の都市は幻のまま消滅するのか・・。
かといって街でよく見かける中華料理もしくは**喫茶店「楼蘭」**に行って、
「僕、この前ローランに行ってきたんだ・・でもなぜか遺跡のはずなのにコーヒーが出てきたんだよ。」
な~んて寒いギャグいいたくないしなw 因みに南疆へ行く機会はあったけど、カザフスタンに行ったせいでふいにしてしまったな・・。
トルファン(吐魯番)駅前の風景。想像していたトルファンとは全く違う。路線バスもなければ道路さえ舗装さえてない。それもそのはず、ここはトルファン市から約50キロ離れた郊外にある大河沿鎮という小鎮(小さな町)だったのです。
その事は駅を出てすぐに寄って来た乗り合いタクシーの客引きのおばさんから教えてもらった。とりあえず25元でトルファン市内へ行ける事を確認。でもせっかくなので、このトルファン市郊外の大河沿鎮をちょっと散歩したかったし、ダメもとで宿も探す事にしたのです。
トルファン(吐魯番)駅前、大河沿鎮の風景をNEX-5Tでパノラマ撮影した写真。新疆ウイグル自治区は2014年11月に高速鉄道が開通し、トルファン市内にその高速鉄道の駅があるのを後日知りました。
え?交通事情さえ調べずにトルファンに来るとか馬鹿なのあほなの、しぬのって言いたいですか?
そうです、バカですよ。っていうか、上海でスマホ買わずに成り行きで乗車したので、手軽にスマホでネットにつないで情報収集出来る環境がなかったのですよ。本当はスマホ買って先に張家界をまったり観光した後に来る予定だったのだけどね。。
でもこういう行き当たりばったりな旅行は嫌いじゃないですよ。むしろ時間や列車の時間に縛られず、気ままに旅出来たら最高じゃない?でも今回は全旅程において切符が欲しい時に買えないというもどかしさから抜け出せなくて予定が大幅に狂った事は、先に伝えておこうw
もうO型の性格そのままの大雑把さと大胆さでふらりと宿探ししてたら、宿のおばさん、老板娘自らが客引きをして来たw 話を聞くと、「軍供站」内にある宿だから安全で安心だよという。しかも100元で外人OKだとのたまうではないか。
とりあえずこの田舎町で100元だからビジネスホテルクラスのレベル期待していいかもと思い、とりあえずついて行く。宿泊するかどうかは宿を見て決める事を告げて、ついでにこの辺りの情報、特に市内への移動方法と観光地等の情報を収集。
「軍供站」とはマンションや雑貨屋等が塀と兵で守られた、かつ戦備品等が備蓄されている基地的な場所なのですが、駅の傍にあるとの事。年季の入った人のいい老板娘で、トルファンは広いし移動が大変なので、観光はツアーがいい事等、アドバイスもしてくれる。
トルファン駅の周辺を撮影しつつ老板娘のあとをついて行く。右がトルファンの「軍供站」の入り口。
一般人が入れる場所は決められているのが当然で、入られたくない場所には、事前警告的に番犬が放たれているか、歩哨が直接警備してるので、そこを超えようとするのは愚か者がする事であると、あえて記載しておこう。 ※ 右の写真拡大で、壁に**「吐魯番市 軍供站」**の看板があるのが分かります。
さて、ホテルというか、旅館に到着。まぁネットも出来る、そう悪くはない部屋と、朝の涼しくて爽やかな空気が心地よいホテル内を見て、優柔不断な僕にしては珍しく、ここに宿泊する事を即決w 値段は交渉の結果、1泊80元でシャワー代は5元になった。右の人が老板娘w
※ この辺りではシャワー代は別料金なのが一般的だと言っていたし、100元よりは安くなったので、それで納得したのです。実際列車やバス待ちの人達の為に、休憩で1時間10元程度で部屋代&シャワーを提供している宿を何件か見かけました。
これがトルファンの大河沿鎮、軍供站内にある名もなきホテルの一室。行く予定だったトルファン市内とは全く違った田舎町に着いたけど、結果、むしろこんな風情のあるまったりとした田舎町に来れてよかったと思いました。
因みに部屋は受付の目の前で、部屋の鍵は壊れててないけど、カメラがあるし人がいるから盗難の心配はないよと頼もしい言葉を老板娘がかけてくれたので、トルファン滞在中部屋の鍵はずっと空けっぱでした。それでも安全な田舎町、軍供站内のホテルでしたw
部屋の中から軍属の家族が住んでるらしきマンションが見える。空が気持ちいいくらいに青々と晴れて清々しい。とりあえずシャワーを浴びて一休み。ただ、水がちょぼちょぼって感じで少ししか出ず、中国では水は貴重だという事を再認識。
まぁこんな感じで上海~トルファン(吐魯番)の2泊3日の列車の旅は終了したのです。
2015年8月、上海からトルファン(吐魯番)へ列車で乗り鉄の旅のまとめ動画
2015年8月@上海からトルファン(吐魯番)へ列車で乗り鉄の旅まとめ動画
2015年8月16~18日、上海からトルファン(吐魯番)へ列車で2泊3日の乗り鉄の旅をした時のまとめ動画です!
※ ニコニコ動画は100MB制限でそのままうぷれなかったので、2つに分けてます。
Youtubeで見る niconicoで①を見る niconicoで②を見る
2015年の中国旅行記リンク
- ①上海観光・帰国
- ②上海観光2、外灘・七宝他
- ③上海~トルファン(吐魯番)へ列車の旅
- ④トルファン(吐魯番)観光1、大河沿鎮
- ⑤トルファン(吐魯番)観光2、交河故城
- ⑥トルファン(吐魯番)観光3、カレーズ博物館・火焔山
- ⑦トルファン(吐魯番)~ウルムチ(烏魯木斉)列車の旅
- ⑧ウルムチ観光1、紅山公園・国際バスターミナル
- ⑨ウルムチ観光2、水磨溝と散歩他
- ⑩ウルムチ~霍城・霍爾果斯口岸へ寝台バス移動
- ⑪霍城・霍爾果斯~アルマトイ
- ⑫カザフスタン、アルマトイ観光
- ⑬アルマトイ~伊寧へ寝台バス移動
- ⑭伊寧観光、伊犁河大橋・バザール他
- ⑮伊寧~蘭州へ列車の旅
- ⑯蘭州到着後の散歩等
- ⑰蘭州観光1、黄河鉄橋(中山橋)・白塔山公園
- ⑱蘭州観光2、黄河散歩&ボートで遊覧
- ⑲蘭州観光3、五泉山公園
- ⑳蘭州~上海へ列車の旅
- ㉑上海観光3、外灘・南京東路他
- ㉒上海観光4、南京東路・豫園・七宝老街他&帰国








































































































































































































































































































