2017年6月27日の大連観光というか旅順観光、大和ホテル・旅順師範学堂（学校）・旅順博物館・関東軍司令部の跡や西鶏冠山を一目見て、軍港遊園でたそがれて終バスを逃してタクシーで大連に戻った時の写真や動画、旅行記を掲載。
この日は西鶏冠山を散歩しつつ砲台と旅順口を眺めて、時間があれば大和ホテル等の建物跡を見る予定でしたが、乗り換え地点を1つ乗り過ごした場所、文化街がちょうど大和ホテル・旅順師範学堂（学校）がある中央大街だったので、先にこれらと旅順博物館・関東軍司令部の跡などを見て西鶏冠山に向かうも軍管区で立ち入り禁止。
仕方なく次に行きたかった場所、軍港遊園でまったりと旅順口と風景を眺め、終バスを逃してタクシーで帰路につきました。
写真と動画はSONYのDSC-QX10とLenovoのスマホ、ZUK Z2 Proを使用して撮影しています。
動画の地図使いまわしますが、これが今回行った場所と大連と旅順の大雑把な位置関係。今回の目的は西鶏冠山、そう、この前行った東鶏冠山の西、旅順口を望む場所にある山、砲台を見に行くのが目的なのです。結果、軍管区で立ち入り禁止だったので外から眺めるだけで終わりましたけどね・・。
毎度おなじみの黒石礁からTJライナー、否、2002路の高速バスで旅順へ向かいます。旅行記適当です、詳細は動画見てね！
なぜかこの日は人がほとんどいなかった。。地下鉄が軽軌乗り場まで通ったとはいえ、高いし乗り換え必要だしなかなか来ないし、駅の場所が市街地なので、旅順へ観光に行くならやっぱり高速バスが便利だと思います。
旅順口への入口を抜け、高速バスが旅順バスターミナルを目指して順調に進む。旅行記適当です、詳細は動画見てね！
今回は旅順バスターミナルの手前、旅順テレビ局や歩行者天国がある辺りで下車し、5路のバスに乗車し友誼路で降りて西鶏冠山付近へ行くバスに乗り換える予定だったのだけど、1つ乗り過ごして文化街で下車。結果、この辺りにある日本や日本人が残した建物を散歩しつつ見てみる事にしました。
TVで見たのとほぼ同じ日本人が残したであろう建物が沢山ありますｗ皇帝溥儀の別荘で今はレストランになっている場所があるのも思い出しましたね。で、この付近でおばさんに写真撮影を頼まれたので撮影してあげましたｗ
向かい側に大和ホテル跡がある商店でコカ・コーラゼロ等を購入。QX10に興味を示したおじさんと少し雑談していました。旅順の一般市民はなかなかとっつきやすいし人がいいですね。旅行記適当です。
バス停近く、中央大街周辺には大和ホテル跡や旅順師範学堂（学校）跡等日本が残した建物が沢山残っています。
大和ホテル跡を眺める。ドロイド君が記念撮影！ どうでもいいけど大連の人達は100年経ってもほぼそのまま使える日本の建物たちに率直にいいねと言っているかたわら、中国のマンションは質が悪い癖に高いと悪態をついていますねｗ
大連の大和ホテルと違って旅順の大和ホテルは少し簡素な造り。ベランダのコンクリートが剥がれてるので、流石に危ない気がします。
次にそばにある、1916年に開校した旅順師範学堂の跡を見る。現地人も学んでいた学堂です。
白い外壁とアーチ形の窓と立体的な直線が印象的な建物です。動画メインなので旅行記適当です。
白い外壁が剥がれ落ち、内部のレンガがのぞいている場所がありました。それにしても外壁のアーチ形の曲線が綺麗なのが印象的。窓は東北地方らしく2重構造になっていますね。
昔の建物でよく見られる、アーチを多用した優しい雰囲気が好きになりました。
結構大きな建物で奥まで続いています。そのさらに奥にも趣のある建物が見えますが、今回は見に行かず、旅順博物館のある方を目指しました。目的はあくまでも西鶏冠山散歩なのです。
古い建物たちが目を引く中央大街を、旅順博物館や関東軍司令部跡（現在は博物館）のある場所へ散歩しつつ向かう。
これは先ほど見た旅順師範学堂の建物。木陰に建つ学堂の雰囲気も素敵です。今年2017年で101年を迎えるんですね～。
個人的にこういうレンガの壁から東北っぽい雰囲気を感じるのですが、その傍に廃棄物置き場らしき場所がありました。日本でもそうだけど大抵犬がいるので近寄らないように気を付けます。以前トルファンで犬がいて冷や汗かきましたからね！
引き続き古い建物たちを横目に見ながら、ついに旅順博物館へとやって来ました！
博物館の傍にも綺麗なアーチ形が目を引く趣のある建物が建っています。いや、朝鮮半島を除いても日本より広い土地を比較的短期間に開拓して沢山のインフラを残した先人達はすごいですね。日本人が来なけりゃロシア人の土地になっていた東北地方。旅順は過去の残照が色濃く残る場所です。
さて、日本の探検隊等が持ち帰った文物が多々あった旅順博物館に到着！ヨーロッパの古城を彷彿とさせる「丸い形」が印象的でしたが、実はこれは元々ロシアが建てた露清銀行だったのですが、日本の物になってからは、1915年に物産展として歴史が始まり、1917年に対外開放され、1934年に旅順博物館になり、1945年に再びソ連に戻ったという歴史があります。
で、人の流れが裏口、公園の方に流れてるので、まずは入り口ではなく公園側へと向かう。 分からない時はとりあえず多きに従いましょう～ｗ
旅順博物館の裏側に到着。ミイラ等の展示も見たかったけど、今回の目的はあくまでも西鶏冠山散歩なので、閉館してもいいやという感じで散歩してましたｗ
旅順博物館の裏は公園になっていて、中ソ友誼記念塔が建ってました。因みに旅順博物館は1945年にソ連に接収され、51年に中国に返還されてます。
傍には関東軍司令部だった場所、今は博物館になっている建物があります。写真で見たのと同じだったけど、意外と小さく、また、他の建物とは違った角ばった質素で無骨な造りから、「質実堅剛」な印象を受けました。
関東軍司令部の前でドロイド君が記念撮影！ この建物については解説の必要がないでしょう。1931年に奉天（瀋陽）に移るまで（翌年また長春に移った）、ここが関東軍の司令部だった場所です。
この時もう16時過ぎで関東軍司令部博物館は閉館していたので入らず、周辺とちょっと観察してたらわんこ先生が寄って来ましたｗ
切り上げて旅順博物館の方へ戻る途中、気になった中ソ友誼記念塔をしばし観察。
白い色と鳩、花のレリーフが印象的です。のっぺりとしてない立体的な星マークｗ らしくない感半端ないですｗ
旅順博物館の別館の外観を見た頃、博物館がちょうど閉館時間になって入れなくなったので、目的である西鶏冠山へ歩を進める事にしました。
旅順博物館の傍に骨董品店だったらしき廃墟を発見。満蒙の物産・文物が集まっていた場所なので、骨董品等物品取引が盛んだったのでしょうか。
ロータリーには東北らしい部隊名が書かれた、海軍所属の医院がありました。また、ロータリー傍にある廃墟になった円形の建物も印象的でした。
他に、満蒙物産陳列館だった建物もありました。中々面白い場所ですｗ
さて、この満蒙物産陳列館を見ていたら、西鶏冠山へ行く14路のバスを発見、慌てて飛び乗りましたｗ
正確には西鶏冠山の近く、刘家沟に行くバスです。動画で刘家沟のピンインそのままコピペして刘家村でも使ってたので、ここで訂正。村はcūnですｗ
はい、14路のバスが西鶏冠山の麓、刘家沟に到着。バスの行き先は刘家沟となってるのだけど、現地の人達は刘家村と言っているようです。
この道を歩いて目の前に見える西鶏冠山へ向かう。
潮だまりで魚が飛び跳ねていたので適当に撮影。で、途中、散歩していた軍人さんからここから先は軍管区で入れないと、寝耳に水の忠告をされる。ネットの情報では普通に景観区になってるのだけど。
とりあえず真偽を確かめる為に歩を進めるも、何やら軍人さんを乗せたトラックや車両が頻繁に行きかってるし、かつ軍事施設らしきものがちらほら見えるので、軍人さんの言を信じないわけにはいかない雰囲気になって来て、右の写真の砲台跡まで行きつく事が絶望的に思えてきました。。
結果西鶏冠山の傍に歩哨がいて明らかに立ち入り禁止ムードが出ていたし、傍にいたおばさんに聞いたら、やはり「入るの無理無理」との回答だったので、意気消沈しつつ、大人しく旅順の中心部へ戻る事にする。
まぁ散歩が出来てよかったねと自分に言い聞かせ、西鶏冠山を眺めつつ元来た道を戻りました。（泣）
さて、バスもないしタクシーも来ないのでトボトボと旅順の中心部を目指して散歩しつつ戻る。
中々いい風景が広がっていました。バス停があるもバスは来ず。調べても今の時間は路線バス情報が出てこないので、もうないのかなと薄々感じ始める。
まぁタクシーに乗れなくてもあともう少し歩けば大通りにたどり着き、そこにバスがある事を調べて分かったので、そのまま歩を進める。旅順口そばに潜水艦と古い艦艇があるのを見て、まぁ確かにこれでは立ち入り禁止でもおかしくないなと、一人納得。
視線をずらすと以前行った白玉山と頂上にそびえる白玉山塔が見えました。まだ2ヶ月ほどしか経ってないのにもっと時間が経っているような気がしましたｗ この後タクシーを捕まえる事に成功し、次に行って見たかった場所、軍港遊園へと向かいました。
さくっとタクシーで軍港遊園に到着し、入口傍にある橋で下車。軍港遊園から旅順口が目の前に見える事を、この時知りました。いや、地図では近いのは知っていたけど、本当目の前って感じでしたｗ
軍港遊園の入口です。旅行記適当です、詳細は動画見てね！
水兵がいたけど特に何も言われる事もなく、また、他の人達も写真を撮っていたのでそのまま適当に撮影を続けましたｗ
片割れ時、否、たそがれ時の軍港遊園はまったりするのにいい場所だと率直に思いました。で、ドロイド君が旅順口を背景に記念撮影！
旅順口の入口に立つ灯台。予想していたよりもいい感じの風景が広がっていたので、この時点ですごく満足していましたｗ
カノン砲が鎮座していたので適当に記念撮影。可動式で実用性高そうだけど、船相手には無理だなという感じ。
カノン砲を見つつ、第一次世界大戦前に近代戦の重要なデータを提供した日清・日露戦争にしばし思いをはせる。
加農砲のある付近から日清戦争・日露戦争で存在感を示した旅順口をしばし眺める。特に旅順口閉塞作戦が頭を寄りぎましたｗ
いい時間帯に来たと思います。昼間だったらまぶしくて暑くてしんでたかも。で、またまたしばし旅順口を眺める。大連に来なければ一生気にもかけなかっただろうし、来る事もなかった場所だと思うｗ
旅順口の石碑があったので、適当に撮影。傍には観光客向けの売店が並んでいます。
軍港旅順口の文字が目を引く錨がありました。そしてその文言を象徴するように、対岸に停泊中の潜水艦が見えました。
これは・・眠れる獅子と呼ばれた清国を揶揄った像でしょうかｗ
夕日に染まる旅順口と停泊中の艦艇。夕日と港はよく似合うし、まったりするのにいい場所だと思いました。旅行記適当です。
古い時代から残っていそうな階段。
なかなか見る事がないっていうか、日本でも見た事がない実物の潜水艦を遠目に眺める。傍には簡略・意訳すると、
「旅順軍港は1890年に完成し、4年後の甲午戦争（日清戦争）で敗れた後、三国干渉で勝者の日本を追い出すも日露戦争後に再び、今度は日本敗戦まで統治され、1955年にソ連から中国に返還された」
という説明書きがありました。 この後少しまったりした後、旅順バスターミナルへ戻り、大連へ戻る事にしたのです。
軍港遊園は白玉山塔の下、以前下ってきた場所の傍にあり、旅順バスターミナルからほど近いので、余裕かまして散歩しつつ戻る事にしました。
以前白玉山に登った時にも来た友誼公園へやって来ました。
ダンスやバスケをしている人達でにぎやかです。傍には白玉山トンネルがあります。以前この傍から白玉山塔まで登って行きましたね。
旅順バスターミナルに戻る途上、文具店で黒の0.5mmのボールペンを購入。また、路上販売の三輪バイクを適当に撮影。
旅順、石炭を焚いて暖を取る時に利用する煙突だと思われるけど、いつ見ても形状的に二〇三高地の慰霊塔を思い出してしまいますｗ さて、旅順バスターミナルに到着するも、まったりしすぎたせいで既に終バスが出発し、扉にかぎがかかっているではないですか。
軽軌と地下鉄を乗り継いで帰ろうと思ったけど、軽軌は既に営業終わっているので、仕方なくタクシーで帰る事にした。旅順で一泊する事も考えたけど、ユースに早く戻りたかったのです。
40数キロの距離で100元（当時約1,640円）で、日本のタクシーよりも断然安いのです。で、タクシーが颯爽と以前行った龍王塘ダム付近を越えて行く。
あっという間に黒石礁に到着し、ここで100元を降ろして運転手さんに手渡す。普段はネット決済しかしないので、現金数十元しか持ち歩かないし、ZUK Z2 Proの電源が切れてたのでネット決済出来ず、現金を降ろしたのですｗ で、タクシーがユースホステル付近へ無事に到着！
いつもの麻辣烫のお店で夜ご飯を食し、この日の旅順観光、散歩は終了したのです～。
2017年6月27日、大連・旅順観光、中央大街付近の建物たちと西鶏冠山を一目見て軍港遊園でたそがれた時の適当なまとめ動画です！
