誰かが言った「何か来てる」と。
よく目を凝らすと銭塘江とその境目が心なしか白く細い一本の白線を弾いてるようなそんな風にも見えなくもない。
ニコ生をしつつ、おばさん達と
「大波が来ると思うからすぐ逃げられるように荷物持っとかないとね~」
なんて事を話している内に、地面が妙に振動している事に気が付く。
片手で持っていたレノボのスマホをHX-50Vの上に載せ、ニコ生を継続しつつ最大望遠で白線を映してみると、果たしてそこには川面を舐めるように「白波」が迫って来ていた。
白波が徐々に輪郭を現し、肉眼でその全貌が確認出来る頃には、地の底から轟くような低く、力強い「地鳴り」が体全体で感じられた。ふと画面越しでしか見てない「311」の津波の光景が頭をよぎる。
えっと、普通に旅行記書くわw HX-50Vは望遠側でピントが殆ど合わなかったから撮影すごく苦労した。お金あればデジイチ買って、HX-50Vはビデオカメラの代わりに使おうかなと思いました。
銭塘江で初めて生で大潮、逆流を見たけど、距離感が狂う狂うw 近いようで遠く、遠いようで意外と近い。
大潮が到着する3分前の、回頭潮から見た銭塘江のパノラマ写真です。こんな近くに見えるのに3分前ですよ。
ニコ生をスマホで継続していたけど、カメラに集中していましたね。報道ヘリがまるでラジコンヘリ見たいな大きさに見えた。
到着1分前の銭塘江の逆流の様子です。年に1度(数日)しか見れない大きな逆流を目の前に、周囲は超興奮状態でした。
はい。目の前まで迫って来た逆流を前に天津から来たおばさんが隣で大はしゃぎ。その一部始終を音声のみだけど動画で確認出来るかと思いますw 僕は人に押され、何故か手を踏まれつつも頑張って録画していました。
ついに念願の銭塘江の大潮、逆流を目の当たりにする事が出来た。8日より波が小さかったので、僕がいた場所まで波がかぶらず、平然と録画とニコ生を続けられた。 波が来たのは一瞬で、今思い返すと儚い幻を見ていたような、そんな感じでした。
回頭潮の名の通り、逆流して来た波が、新たに逆流して来る波とぶつかりながら、また河口めがけて戻って行く様を呆然と眺めていました。潮騒というか轟音が辺り一面に鳴り響いていたのが印象的。
銭塘江の大潮、逆流の余韻を体全体で感じつつ、HX-50Vでパノラマ撮影。
徐々に大潮が引いて行く様を天津のおばさん達と眺めていました。ほんの一瞬だけ咲く花やカゲロウの様に、儚い時間だったけど、リベンジ出来た事と、大げさな表現だけど、地球の息吹を感じる事が出来た事に、心はとても満たされていました。
遠方に新たな波と河口めがけて戻って行く潮が攻めぎ合う様子をしばし観察。
わざわざ天津からこの回頭潮に銭塘江の逆流を見に来たおばさん達とあいさつを交わす。一期一会ですね。。
銭塘江の逆流、大潮を見終わり、回頭潮から離れて行く人達を見届け、ちょっと散歩する事にした。2回も来たのにこのまま帰るのもったいないでしょw また来る事があるかどうかもからないし、この情景を目に焼き付けておきたかったのです。
警備の公安達がお見送りをしていたw まぁ動画にも撮ってますので是非ご覧下さいw
波をかぶった後だと一目で分かる防波堤が気になったので撮影。次回来る機会があれば、側面から逆流見たいですね。
さて、8日の雪辱も果たせた、軽く散歩も済ませたし、バスで海寧西へ行き、上海へ戻る事にしました。個人的に、逆流が見れなくても、銭塘江の広々とした河岸を散歩出来るし、普通に観光に来るのもありだと思いましたょ。