魯迅の故郷・沈園景観区へと到着。魯迅については日本で留学経験のある詩人・作家、思想家(死語?)である事位しか知らなかった。阿Q伝を読んだ事があるようなないような、その程度の認識ですw沈園は富豪の庭園跡です。
※ 魯迅については医学を止めて文学に転じる過程等、多くの情報がウェブに掲載されてますのでそちら参照してw
昨日とは違う紹興観光を引率するガイドに集合時間まで自由行動だと告げられた為、早速中へ入る事にする。ただ、紹興酒を飲みすぎる事と、お土産としてたくさん購入してはいけないと注意を受ける。酔っぱらって観光出来なくなった人いたのかなw
魯迅の故郷は基本的に無料の観光地で、遊覧船や博物館記念館等は入場料を取っています。ただ、この時は学生や社会科見学らしき学生の団体は無料で入れていたようです。 右は魯迅の故郷・景観区の鳥瞰図。
景観区内は綺麗に整備されてるし、観光客向け、若者向け等店舗のバリエーションも豊富なので、デートスポットにいいかも知れないと思った。まぁ僕にはデートスポットとか全く無縁ですけどね~。
魯迅の故郷周辺の景観区の案内図。音声ガイドもあると書かれてるけど、全ての場所で日本語が使えるかどうか不明。
魯迅の家族が代々住んでいた魯迅の祖居と、魯迅の作品の原本や説明、資料が展示されている魯迅記念館へ行ってみた。詳細は上のリンク、別館に掲載していますので興味ある方はそちらをご覧下さい♪
魯迅の祖居の入口。この日は団体の学生が多く、一般人もチケットを購入せずに入っていたので、教育の一環として無料開放していたのかも知れない。ネット上では大人は5元(安!)と記載があるし、多くの人に見てもらうのが目的なのかな。
魯迅に対して特に思い入れはないけど、博物館系は結構好きなので見ているだけでも楽しい。右のQRコードはWeChatでスキャンしてフォローすると割引や観光情報が受け取れる。
QRコードはNFCが普及したら紙媒体以外では廃れるかもしれないね。
観光客が多い中、少なくなる時を見計らって撮影!右は厨房です。他の写真はこちらのリンク、「紹興の魯迅祖居と魯迅記念館」でどうぞご覧下さい!
次は魯迅記念館へ入ってみた。魯迅ゆかりの写真や作品、資料が展示されてる場所。上海にもあるんですけどね。
原本の展示がされていた。調べたらKindle、Sony Readerでも無料でダウンロードして読めます。
まぁ僕は近代文学に興味ないのでこの旅行記の為にダウンロードして感想文を書く事はしませんw 興味ある方は検索してダウンロードして読んで下さいw
集合時間が迫っていたので更に奥に行く事は出来なかった。なので、近くのコーヒーショップで砂糖なしのミルクティーを注文し、集合場所へ戻る事にした。今回は時間が無いので旅行記の文章は必要最小限に書いています。
集合場所でツアー客達と合流した後、徒歩で沈園へと向かう途中に撮影した風景。ツアーは時間に追われてゆっくり観光出来ないので、次回は高速鉄道で来てまったり散歩してみようと思います。
宋代は林生い茂る公園で南宋時代に富豪が造った花園だった場所で、詩人の陸游と唐婉が結ばれ愛し合い、分かれ、また再開した場所として有名だそうだ。
陸游については丁度漢詩アプリに2つばかり詩を入れようと思っていたのでメモしてたのだけど、生涯で1万首もの詩を残している南宋第一の詩人なのです。 因みにこちらが漢詩アプリです。 ⇒ 必読漢詩集
しばし紹興、植木、屋根瓦に至るまで手入れが行き届いている伝統的な中華庭園、沈園の風景をご覧下さい。
ここから見える池が「宋池塘」で、ガイドがここから見える建物や橋、故事等を説明していた。
宋池塘を周回して「孤鶴軒」へ到着。ここは「孤鶴哀鳴」直訳で(孤独な鶴が哀愁の鳴き声を上げている)という、沈園の十景の1つになっている場所です。孤独な鶴とは陸游自身の事なのでしょうけど、詳細は調べてね(;><)
亭池の跡地。昔は水が滔々と湛えられてたのでしょうか。個人的には雨の日が観光に適した庭園だと思った。
釵頭鳳(钗头凤)という沈園内の情景が書かれた碑文の解説をガイドから聞いている場面。恋愛とかネット上だけの出来事なので全く実感が湧かないね!告られたら別だけどそんな事全くないし。まぁ僕には縁がない世界だ。
引き続き2~5歩咲き程の桜の花を眺めつつ紹興、沈園内を散歩。ここは入場料がいる為なのか、魯迅の故郷より人が少なかったのが対照的だった。ただ、観光ツアーなのでマイペースで散歩出来なかったのが残念!
陸游の出会い・別れ・再開の物語の舞台として有名な沈園の外を流れている小川。これでこの景観区の観光は終了です! くどいですが、時間がないので旅行記の記事は最低限度の内容にしています。なので、写真を見て雰囲気をつかんでいただければ幸いです。因みに写真、動画共に全てSH-12C、N-05Eというスマホで撮影しています。
昼食の為、紹興酒も販売しているレストランへと移動。ここでも紹興酒を沢山買う事と飲み過ぎる事はしないでねと注意を受ける。食事は前日同様9人で1つのテーブルに座り、食事を分け合う方式でした。
特に説明もなくいきなり食事が始まる。因みに同じ食卓にいた広州から一人旅で来た人と記念撮影したのです。
一階は紹興酒が沢山並べられていた。5年程度の物が美味しい気がするけどどうだろう?エビに紹興酒を振って食べると美味しいんだよねぇ。 ※ 2005年の旅行記に載せてました → 「黄酒で煮たエビ」
さて、ようやく紹興で一番来たかった場所、東湖へとやって来た。「杭州の西湖」、「紹興の東湖」は規模も雰囲気も対極的な湖で、西湖は広々として歴史的建造物が多数あるのが魅力、東湖は小さく神秘(秘境)的なのが魅力だと個人的には思う。
ガイドから集合時間を告げられ、それまでは自由行動となったので取りあえず道なりに進んでみる。ガイド曰く、ここは映画の撮影等でも使われている場所で、西遊記の撮影でも使われたと言っていた。
取りあえず中へ入って行く。この東湖を観光するに当たり注意する事があり、それは水深が5~30mと深いので遊泳禁止である事と、特に船に乗った際にカメラ、携帯を落とす人が後を絶たないので注意しましょうという事です。
しばし船乗り場へ着くまでの東湖の風景写真をご覧下さい。カメラ機能しょぼいけど、まぁ雰囲気は伝わってますねw
程よく整備された東湖周辺の風景。この日は韓国から来たツアー客が沢山いましたね。日本人は見た処僕と同僚の二人だけのようでした。西湖を知ってる人は多いけど東湖を知ってる人は少ないのでしょうか?
船乗り場付近へ到着。紹興は地図を見ればわかる通り水路が複雑に入り組んでいて、壁の左側は運河で、こちら側が東湖になっていました。ここまでは普通の湖と変わらない風景なので、本当にネットで見れる風景があるのか不安になってた。
ここからネット上でよく見ていた東湖らしい岩山が林立した風景が広がっていて、ロッククライミングの体験が出来る場所がありました。でもツアーで時間が限られている為チャレンジ出来ず!ところでアクションカムあればいい映像撮れそうですねぇ。
船乗り場へ到着。船1艘80元ですが、3人まで乗れるので3人で分担する事も可能です。今回は2人で分担したので40元で乗れました。因みに後ろに日本語が喋れる中国人カップルがいて、いきなり話しかけられたのでびっくりしたw
ここであほな事に子供用の救命胴衣を無理やり着用しようとして、係員に指摘されたのです。恥ずかしかった。。
最初は水面すれすれなので神経が一気に緊張して張りつめた感じだったけど、すぐに慣れて周囲の風景をまったり観察する余裕が出来ました。一気に街から岩山の連なる幻想的な世界へ引き込まれて行く、表現が稚拙だけどそんな感じ。
ボートはおじさんが足で漕いでいるのですが、身を乗り出さないように絶えず注意を促していました。
石橋を超えた辺りで記念撮影。しばらくまったりと紹興、東湖の風景をご覧下さい。
岩山を右手に眺めつつ船は進む。この天然の岩のアーチを潜る時はヒヤッとした。だってひびが入ってるでしょw
対岸から業者が記念写真を撮影してくれたので上陸後に20元で購入。もちろん不要ならば買う必要はありません。
船は更に奥まった部分へと入って行く。個人的にここが東湖の神秘的な雰囲気が一番感じられる場所だと思った。
奇岩を見つつ、今回の東湖の遊覧船でのクルージングは終了。想像していた程度には楽しめたと思います!
写真を受け取り、トイレに行った後に、徒歩で入口の集合場所まで戻りました。時間があれば山の方も行きたかったのだけど、観光ツアーなので時間が限らてるので行く事が出来ず。 また次回に持ち越しとなりました。
しだれた柳がいい雰囲気だったので撮影。携帯でもそれなりに見れる写真が撮れるなぁと思ったけどどうよ?
趣のある場所だったので撮影。くどいですが、時間の都合で旅行記はかなり端折って書いてます。
入口付近に出来つつある食堂、お土産物屋らしき建物がある一角。これにて東湖の観光は終了です。
1泊2日の観光ツアーの最後の観光地、書家の聖地なる「蘭亭」へと到着。王羲之(おうぎし)という紀元300年代に生きた、書を芸術の域まで高めた、書聖と称される人物ゆかりの地なのです。
因みに紹興は書道の大会等で受賞者が1番多い都市だとガイドが言っていた。具体的な賞名等は、時間無いし特に興味ないので、調べてないので分かりません><
まぁよく「ミミズの這ったような(下手な)字」と言われる字しか書けない僕には全く無縁の場所ですが、歴史のある場所なので日本人の書家でも知っているかもしれないなぁと思ったけどどうでしょうね?
しばし書家の聖地である「蘭亭」の風景をご覧下さい。紹興も杭州も、つまるところ江南は自然環境がいいなぁと思った。
鵞鳥(ガチョウ)の碑がある場所へ到着。王羲之が「鵞」は王羲之の書で、「池」は息子の王献之の書だそうです。
樹齢を重ねている事が見ただけで分かる木々が至る所に生えていたのが印象的でした。
ここは流觞亭といい、曲水流觞という古代にそうめん流しみたいに酒の杯を流して飲む儀式を王羲之が楽しんでいる様子を書いた情景が飾られている場所です。因みに流觞亭の文字は沈定庵という人物の書を模してるそうです。
曲水流觞で使われてた道具の模型の展示ブース。個人的に流しそうめんの酒バージョンというイメージが定着したw
次は御碑亭という、清朝の時代に作られた比較的新しい場所で、石碑自体は前面は康熙(こうき)皇帝が書いた蘭亭集序の全文が、背面は毛沢東主席の毛語録の一部、「千万不要忘記~」が刻まれています。
狛犬っぽいっていうか狛犬の石像が気になったので撮影w 右が表側、つまり皇帝の書を写したもの。ガイド曰く、「之」の字体が一つ一つ違っていて、それは「天下之一」の「之」に拘ったとかなんとか言ってたのを覚えているけどうろ覚えですw
墨汁でなく水で習字ができる場所があり、書に自信のある人達が試し書きをしていた。「太」の字は王羲之の息子の王献之が大の字を書いた後、王羲之が点を打ち「太」の文字にしてうんたらという故事の再現です。
ツアーなのでじっくり見る暇ないけど、特にじっくり見る気も無い場所だったのでテンポよく進んで行くのがよかったw
池には遊覧船が出ていて遊覧する事が出来ますが、このツアーでは乗船する事はなかったです。
蘭亭の見所は全て観光し、お土産屋が並ぶ一角を通りバス乗り場へ向かう。風情がある街並みですが、成都や近郊の町で見たような昔から息づいている場所ではなく、あくまでも観光客向けに作られた場所なので、安っぽい印象が拭えなかった。
書家の聖地なので、書道の道具等を販売しているお店が多かったです。以上で蘭亭、そして紹興観光も終了です。
ツアーも終わり、紹興から杭州を経て上海へと戻ったのですが、これは紹興から杭州へ戻る途中の車窓風景です。
今回はくどいですが時間の関係で旅行記はさくっと書く程度で文章は味気なかったと思いますが、写真を見て雰囲気が伝わり、実際に旅行に行った気分になっていただければ幸いです。 バスは1時間程度で杭州へ戻りました。
ここで上海へ戻るバスを待つ。本来は昨日行った黄龍洞で乗り換える予定だったけど、間に合わないのでここから戻る手筈になったのです。ここまで連れて来てくれた運転手は日本で息子が病院を開いてると言ってたのを覚えてる。
最初に上海から杭州へ来た時と同じバスと同じガイドのいるバスに乗って上海へと戻る。人民広場付近で下車して解散となり、同僚と南京西路沿いにある餃子の王将で食べる事にした。試しに王将で食べて見ようと思ったのですw
上海、南京西路にあるの餃子の王将。まぁ日本は餃子の王将は肉料理メインなので行かないけど、ここでは居酒屋風メニューがあり、肉以外の料理も気軽に食べれるので人民広場界隈に来た際の食事処の選択肢の一つにしてもいいと思った。
ここで食したトマトと卵炒めご飯。さて、1泊2日の観光ツアーは初めてだったけど、見所が多くて満足出来る観光ツアーだったと思います。 特に西湖と東湖の遊覧はいい思い出になりました。
以上で杭州・紹興の観光ツアーは終了です♪
杭州・紹興へ1泊2日で行った観光ツアーのまとめ動画です!