四川観光旅行記@成都から世界遺産の都江堰へ高速鉄道
で観光旅行へ行った時の写真や動画、情報等を掲載

中国旅行画像サムネイル

中国旅行記@2011年 ~ 成都から高速鉄道で都江堰へ観光旅行 ~

成都近郊にある、秦の蜀郡太守、李冰が岷江に建築した灌漑施設等がある世界遺産(世界文化遺産)のある都江堰へ、快速鉄道(路)(高速鉄道ですが、ここでは快速鉄道(路)と呼ばれていた)で観光旅行へ行った時の写真動画情報を掲載しています。

都江堰は2200年以上、天府之国、成都平原を豊穣な土地にする水利の基幹をなしているのです。

また、青城山など、道教の発祥地国家5A級の観光地の中に組み込まれており、自然、景観、歴史文化、遺産など、数多くの見所がある観光地なのです。

広すぎるので、今回は一番有名な都江堰とその周辺のみ観光しました。


写真動画は主にSONYHX9Vというコンデジを使用しています。

コンデジなのに動画撮影時の手ぶれ補正が神レベルなのと、デジイチみたいに重くなく、移動時の負担軽減になるので思い切って写真画質犠牲にしてHX9Vを選んだ次第なのです。

※ たまにdocomoのSH-03Cも使って撮影した写真・動画もあります。


成都から世界遺産の都江堰へ快速鉄道(路)(高速鉄道)で出発

さて、ビザの審査待ちのため、成都にしばらく滞在する事になったのですが、今日は成都郊外にある都江堰という、秦の時代に建設された世界遺産灌漑施設へと日帰りで観光に行って見る事にしたのですが、その旅行記です。


中国旅行記、成都観光編@武候祠の側にある夢之旅国際青年旅舎のラウンジ 中国旅行記、成都観光編@武候祠の側にある夢之旅国際青年旅舎の旅ノート

朝、夢之旅国際青年旅舎(ユースホステル)のラウンジで朝食を食べる。テーブルにいわゆる「旅ノート」が置かれていて、ここを訪れた旅行者達の思い出や情報が書かれていたので、僕も記念に一言日本語で書いてみたw


成都観光@ユースホステルの夢之旅国際青年旅舎の朝食

ソーセージ等、肉を使った料理ばかりなので、肉が入ってないトーストと卵焼きのセットを注文。味は微妙だった。


中国旅行記、成都観光編@成都駅の切符売り場をSONYのHX9Vでパノラマ撮影

バスで成都駅へ向かい、下車。成都駅の切符売り場は正面のでかい建物ではなく、正面を向いて右側にある建物の正面と裏にそれぞれ1つずつあります。ここは裏側の第二切符売り場なのです。


中国旅行記、成都観光編@成都駅の切符売り場 中国旅行記、成都観光編@都江堰へ行く高速鉄道、動車組の切符

思ったほど混雑していなかったので、すんなりと都江堰へ行く列車の切符が買えた。D6163次、頭文字が「D」なので高速鉄道、もしくは城際列車を走る動車組ですね。(種類については列車情報を参照) 片道15元でとても安い。


成都&都江堰観光@成都駅の高速鉄道(快速鉄道)の待合室の安全検査&入口 成都観光旅行記@成都駅の高速鉄道(快速鉄道)の待合室の安全検査&入口

動車組は通常の快速列車等とは違う場所に入り口が設けられていた。ここから安全検査を受けて待合室へと向かう。


中国旅行記、成都&都江堰観光@成都駅の高速鉄道(快速鉄道)の待合室をSONYのHX9Vでパノラマ撮影

成都駅発着の動車組の待合室へと続くホールをSONYデジカメHX9Vパノラマ撮影。ちなみに中国の高速鉄道、城際列車は基本的に乗車時間が数時間程度なので、ほとんどの乗客が身軽な格好をしている。


成都&都江堰観光@成都駅の高速鉄道(快速鉄道)の動車組の待合室 成都&都江堰観光@成都から都江堰へ向かう高速鉄道(快速鉄道)の車両、動車組

成都駅動車組の待合室。ここで初めて成都から都江堰へ行く動車組高速鉄道(路)を走る事を知ったのです。※ 城際列車は在来線を利用して走っているのです。高速鉄道はもちろん新幹線と同じように専用線を走ってます。

さらに、ここでは高速鉄道ではなく、快速鉄道(快速鉄路)と呼ばれている事を知る。ややこしいけど、中国各地に出来つつある高速鉄路(高速鉄道)が完成する前から運行しているので、高速鉄道の呼び名が定着しても快速鉄道の呼称を使い続けているのでしょう。快速鉄道を走る車両も昔からあるICEベースの車両なのです。


中国旅行記、成都&都江堰観光編@高速鉄道(快速鉄道)のホームと動車組、和諧号 中国旅行記、成都&都江堰観光編@高速鉄道(快速鉄道)を走る動車組、和諧号

乗車時間が来たので自動改札機を抜けてホームへ行くと既に動車組(高速鉄道等の車両)が到着していた。「和諧号」とか久しぶりに見たww 昔からある年季の入った車両なのです。


中国旅行記、成都&都江堰観光編@高速鉄道(快速鉄道)のホームと動車組、和諧号の正面

ドイツのICEベースの昔からある動車組でした。今は日本の新幹線ベースの車両もあるので、和諧号なんて呼ぶ人はいません。話し言葉では高速鉄道を走る車両を総称して動車と呼んでます。


成都観光@高速鉄道(快速鉄道)を走る動車組、和諧号と乗務員 成都観光@高速鉄道(快速鉄道)を走る動車組、和諧号の内部

いよいよ成都都江堰を結ぶ快速鉄路を走る動車組へ乗車! 意外とゆったりした空間。乗車時間は約40分。


成都&都江堰観光@高速鉄道(快速鉄道)を走る動車組、和諧号の座席 成都&都江堰観光@高速鉄道(快速鉄道)を走る動車組、和諧号の座席

座席は前からトレイを引き出して物が置ける。また、足下には足を載せられる踏み台も設置されていた。


成都&都江堰観光@都江堰へ向けて成都郊外を走る動車組の車窓風景

動車組世界文化遺産の灌漑施設等ある都江堰へ出発。車窓からしばし成都郊外の風景を眺める。


成都&都江堰観光@高速鉄道(快速鉄道)を走る動車組、和諧号の電光掲示板とテレビ 成都&都江堰観光@都江堰の高速鉄道(快速鉄道)の駅と動車組、和諧号

時速は111km/h。まぁそんなに速くはないけど動車組は振動もなく乗り心地は快適でした。売り子さんはいなかったけど、女性乗務員が2回素通りした。40分の乗車時間があっという間に過ぎて、都江堰の快速鉄路の駅へと到着。


世界遺産(世界文化遺産)の灌漑施設のある都江堰へと到着

中国旅行記、都江堰観光編@快速鉄道(高速鉄道)の駅前 中国旅行記、都江堰観光編@バスからの車窓風景。優秀な観光都市の記念オブジェクト

都江堰快鉄站(快速鉄道の駅)正面。屋台はなく客引きも少人数しかいなかったけど、目の前に都江堰の観光地点行きのバスがあるので誰も取り合わず。右はバスの車窓から撮影した「優秀な観光都市」を記念するオブジェクト。


中国旅行記、都江堰観光編@世界遺産の都江堰のバス乗り場 中国旅行記、都江堰観光編@バス停の看板

製薬会社の工場が広がる都江堰の市街地を抜け、世界遺産の灌漑施設である都江堰やその周辺施設がある場所へと到着。この駐車場の2駅前にも風光明媚な場所があり、観光客が多数下車していたけど、今回は行かなかった。


中国旅行記、都江堰観光編@岷江にかかる南橋 中国旅行記、都江堰観光編@岷江にかかる南橋

南橋と名付けられたお寺のような門構えの橋があるけど、そのすぐ側に世界遺産都江堰への入り口があります。

とりあえず周辺を観光したいので中には入らず南橋を渡って周辺を散歩してみる事にした。


都江堰観光@世界文化遺産の都江堰前の広場と南橋をSONYのデジカメ、HX9Vでパノラマ撮影

都江堰を流れる岷江にかかる「南橋」とその周辺をSONYデジカメHX9Vパノラマで撮影。この南橋は洪水や戦乱で損壊と修築を繰り返し、1979年に大幅な改修、増築をしたそうですが、さらに、最終的な改築、改修が完了したのが2009年だそうです。なので、比較的新しい橋なのです。


都江堰観光@岷江に架かる南橋 都江堰観光@岷江に架かる南橋と休憩中の観光客

2009年に最後の改修が完了したという事だけど、この時は知らなかったので、天井に書かれた絵等に古さが感じられないのを訝しんでいたのですが、なるほど、最終的な改修から2年しか経ってなかったんですねぇ。

まるで宮廷の回廊を歩いている錯覚に陥りそうな南橋の内側に座っている観光客がたくさんいたのが印象的だった。


中国旅行記、都江堰観光@岷江に架かる南橋 都江堰観光@南橋から見た岷江の流れ

秦の時代に使われていた漢字でしょうか? 岷江都江堰によって2つに分岐させられているのですが、ちなみにここは内江と呼ばれている側で、下流でさらに分岐しているのです。 とにかく流れが速く、まさに濁流でした。


都江堰観光@岷江と南橋の欄干 中国旅行記、都江堰観光@岷江に架かる南橋の回廊

濁流となって流れる岷江南橋の欄干(手すりの事)を手だけ出して撮影。例え、水泳選手でも落ちたら助からないんじゃないかと思わせる程に流れが速い。絶対に身を乗り出してはいけません。 側で南橋を掃除している人がいた。


都江堰観光@岷江の流れと橋

下流の方にも橋が架かっていた。橋というか何かの水利施設も兼ねているようですね。


都江堰観光@南橋から見た岷江 都江堰観光@南橋から見た岷江と周囲の風景

岷江(みんこう)の荒々しい流れをしばし眺める。くどいけど流れが速い。。この岷江(みんこう)の流の中に落ちたら生還は困難じゃないのかと思った。まぁ川面は比較的穏やかなんだけどさ。。


都江堰観光@岷江の荒々しい流れと古風な建物

しばし大きな音を立てて流れる岷江(みんこう)を眺める。それにしても周囲の木々と川の流れ、空気の匂い、それに古風な建物が風景に溶け込んでいて五感を刺激して止まない観光地だ。


都江堰観光@南橋を渡った所の風景 都江堰観光@岷江に架かる南橋の側の様子

南橋を渡りきった所。古風な作りの建物が並び、世界遺産の名を損ねない景観が広がっている。


都江堰観光@岷江沿いにある食堂、レストラン 中国旅行記、都江堰観光編@岷江沿いにある食堂、レストランの食材

川沿いの道は地元野菜や水産物を使った料理を提供するお店が軒を連ねていた。でも、鍋料理等、一人で食べるには量が多すぎる物しか売ってなかったので、食事はせず。因みに鶏は一羽単位で〆て調理するのです。


中国旅行記、都江堰観光編@岷江沿いにある食堂の食材である活魚 中国旅行記、都江堰観光編@岷江沿いにあるレストランのテーブル席

鯉の仲間らしき魚。もしかして川の水を使ってる? 屋外にある開放感に満ちたテーブル席で食事が出来るので、雰囲気はとてもいいとは思うけど、昼間から飲んでいる観光客がいるわけがないので、空席が目立つ。


中国旅行記、都江堰観光編@岷江沿いの路地裏 都江堰観光@岷江沿いの路地裏。映画のセットのような古い街並

しばらく川沿いを歩いて、裏路地へと入ってみた。そこは観光地というよりは、地元民の生活感がそのまま垣間みれる風景が広がっていた。近代中国の街並を撮影した写真の中にある集合住宅がそのまま残っている感じだ。


都江堰観光@岷江沿いの路地裏。古い街並が広がる 都江堰観光@岷江沿いの路地裏にあった砂鍋料理の食堂

なかなか趣のある裏路地ですなぁ。。付近の食堂で砂鍋(小さい火鍋、鍋料理)が売られていたので食べる事に。個人的に緑豆の春雨が入った砂鍋が大好きなのです。ヘルシーなラーメンだと思えば想像がつくかと思いますw


都江堰観光@岷江沿いの路地裏にあった砂鍋料理の食堂 中国旅行記、都江堰観光編@岷江沿いの路地裏の食堂で食べた砂鍋料理

食卓の側にある具材が置かれた棚から好きな物を選べるので、野菜と緑豆春雨を多めに注文。四川風味というか、四川省だから唐辛子等の香辛料が効いた辛い味付けのスープでした。まぁ個人的には甘辛い程度の味だったけど。


都江堰観光@岷江に架かる南橋へと戻って来た 都江堰観光@世界遺産(世界文化遺産)の都江堰の側に広がる古風な街並

南橋の反対側へと戻って来た。ここからはメイン通りをまっすぐに進んで散歩してみる事にしてみる。


都江堰観光@世界遺産(世界文化遺産)の都江堰の側にある改修中の建物 都江堰観光@古い石造りの門や石畳の道が至る所にある

所々改修している建物があった。建物や街並が近年作られた物ばかりではなく、石垣等古い時代からそこにあったであろう物が散見出来た。都江堰は風土色が豊かな土地なのですねぇ。


都江堰観光@都江堰の昔ながらの街並。田舎ですなぁ 都江堰観光@都江堰で見た清真寺、つまりイスラム寺院

世界遺産の側で生活している人々の生活空間が垣間みれた。「清真寺」、つまりイスラムの寺院もあった。


都江堰観光@都江堰で見た清真寺(イスラム寺院)の内側 都江堰観光@都江堰の下町的な場所です

イスラム寺院の中にも入っていけるけど、とりあえず都江堰等の観光地点が目的なので、深入りはせず先へと進む。この時は何かの行事の準備の為に木材などが無造作に付近に積み上げられていた。


都江堰観光@都江堰で見た古い屋根瓦

シーサーが火を噴いている様な一風変わった意匠が施された屋根瓦。この土地の今と昔をつなぐ「接点」とも言える。


都江堰観光@都江堰の側にある玉垒山と玉垒阁 都江堰観光@都江堰の側にある玉垒阁

古いお寺と塔が見えて来た。ここは「玉垒山」という国家級の森林公園で、1.7Kmほど続く古代の宿場街道やお廟などがある場所の入り口なのです。実はここも世界遺産の一角で、この中に都江堰の見所である川が分岐している箇所や橋、二王廟などの見所があるのです。

山の上に見える塔は玉垒阁という塔ですが、今年1月に改築が終わり、その際に電飾が施されて煌びやかになっているそうなので、大いに景観損ねていると思う。


都江堰観光@世界遺産(世界文化遺産)の都江堰へと続く入口 都江堰観光@世界遺産(世界文化遺産)の都江堰へと続く入口にある勝地尋踪のキャッチフレーズ

正面にある山門をHX9Vで撮影。露光は空に合わせるべきだったか? 「勝地尋踪」の文字が描かれた壁画。直訳すると、「勝地の面影を探す」とでも言うような意味。中国らしいキャッチコピーだw


都江堰観光@世界遺産(世界文化遺産)の都江堰への入場チケット売り場 都江堰観光@ここは都江堰への入口の一つです

ここがチケット売り場。ここから入っても南橋の側の正門から入っても値段は同じ、「90元」です。※大人料金


都江堰観光@世界遺産(世界文化遺産)の都江堰に数ある古刹の一つでしょうか

屋根瓦に苔が生えていて仏様らしき彫り物が印象的な、すごく古そうなお寺が側に見える。まぁお寺だとは思うけど、もしかしたら道教ゆかりの古刹かもしれません。都江堰は道教発祥の地で道教ゆかりの建物がたくさんあるし。


都江堰観光@世界遺産(世界文化遺産)の都江堰の入口で見た狛犬 都江堰観光@世界遺産(世界文化遺産)の都江堰への入口付近の階段

南橋まで戻って正面の入り口付近へと再度到着。舌を出したシーサーと下顎が妙に長い龍の手すりがあったw


都江堰観光@世界遺産(世界文化遺産)の都江堰の入口側のレストラン 都江堰観光@世界遺産(世界文化遺産)の都江堰のVIP専用の出入り口

世界遺産(世界文化遺産)の都江堰へ入るチケット売り場の側にはレストランがあった。まぁ値段は場所から推して知るべしw 時間的、金銭的な余裕があればどうぞ。 右の写真、ここはVIP専用の入り口のようです。


世界遺産(世界文化遺産)の都江堰の観光情報

世界遺産(世界文化遺産)に認定されている都江堰についての観光情報です。


観光地名称 都江堰
営業時間 8:00〜18:00 年末、祭日等の営業の有無は要確認
入場料 大人通常90元。子供は半額。老人割引等あり (外国籍の適用の可否は要確認)
見所 飛沙堰、魚嘴、岷江周辺、二王廟、秦堰楼など
交通 成都から高速鉄道(快速鉄道)で20分、駅前発着のバスで20分
補足 都江堰の街そのものが観光の対象。また、岷江の南にある青城山も有名な観光地
地図 都江堰の広域地図 (成都も含む)

世界遺産(世界文化遺産)の都江堰を観光する

都江堰観光@世界遺産(世界文化遺産)の都江堰のチケット売り場 都江堰観光@世界遺産(世界文化遺産)の都江堰と5Aの観光地を宣伝する石碑

世界文化遺産である都江堰へのチケット売り場とチケット。右は国家AAAAA級観光地をアピールする石碑。


都江堰観光@世界遺産(世界文化遺産)の都江堰の宣伝の石碑 都江堰観光@世界遺産(世界文化遺産)の都江堰の案内板と説明書き

世界遺産(世界文化遺産)である都江堰をアピールする石碑というか看板w 右は都江堰の説明書きと世界文化遺産の範囲内にある建物や景観を示した図。じっくり見て回るには数日かかるのではないかと思われます。


都江堰観光@世界遺産(世界文化遺産)の都江堰へと続く公園内の手入れされた木々 都江堰観光@世界遺産(世界文化遺産)の都江堰、岷江の底に敷かれている臥鉄と噴水

入り口からまっすぐ奥へと続く広い道に沿って歩いて行く。木々がちゃんと剪定されてますね〜。噴水は臥鉄という、岷江の底に敷かれている鉄の棒が展示?してあった。 修学旅行で来たらしき学生達が日傘をさしていた。


中国旅行記、都江堰観光編@水路と龍が噴水を吐き出すオブジェクト 中国旅行記、都江堰観光編@水路の始点は竜の口から出る岷江の水です

水路に沿って先へと進む。この岷江から流れる水を利用した水路が急流で近寄りがたい川を身近に感じさせてくれる。ずらりと並んだ龍の口から水が吐き出される様が壮観。一番奥にある龍の口から水路の水が吐き出されていたw


中国旅行記、都江堰観光編@公園内の様子 中国旅行記、都江堰観光編@公園内のツアー客

目の前にお堂が見えて来た。やはり観光客が多いですが、ツアーではなく個人客が圧倒的に多かったです。


中国旅行記、都江堰観光編@商木という木の化石 中国旅行記、都江堰観光編@商木の上にあるレストランとテーブル席

観光ガイドが修学旅行の学生達にこの「商木」という木の化石について説明していた。右の説明書きによると、1987年に発掘されたそうで、約3000年前の夏商時代のものだそうです。 右は商木の側を上った所。



中国旅行記、都江堰観光編@世界遺産(世界文化遺産)の都江堰の側にある伏龍観という建物

伏龍観と書かれた扁額が見えて来た。建立年月日は不詳。改修等をしているので、さらに年代が不詳になってますw


中国旅行記、都江堰観光編@伏龍観の中にある都江堰の設計者、李冰の石像 世界遺産の都江堰観光@伏龍観の中にある都江堰の設計者、李冰の石像

伏龍観の中には都江堰を造った李冰の石像が展示されていました。風化しているので古い物なのでしょう。


世界遺産(世界文化遺産)の都江堰観光@伏龍観で見た都江堰の模型 世界遺産(世界文化遺産)の都江堰観光@都江堰の中庭付近にあった鼎

その他、都江堰岷江周辺の風景の模型が置かれていた。先へ進むと大きなが置かれているのが見えて来た。


中国旅行記、都江堰観光編@伏龍観に展示されていた飛龍鉄鼎 都江堰観光@主席等が都江堰に来た時の写真等の展示

飛龍鉄鼎と名付けられているで、説明書きによると1835年、明の時代に鋳造された物だそうです。

他にも中国の主席や重要人物がここを訪れた時の写真などが展示されていました。


中国旅行記、都江堰観光編@伏龍観の回廊 中国旅行記、都江堰観光編@伏龍観の中庭と鉢植え

建物の中を抜けて中庭へと到着。とりあえず回廊に沿って進んでみる。大きな鉢植えが目を引いていた。


都江堰観光@都江堰を流れる岷江と山々の風景 都江堰観光@都江堰で見た案内板

岷江の姿が再び見えて来た。速い流速で滔々と流れている。川岸が石で「魚の鱗」の様に覆われているのが見えます。実は、川が二つに分かれる始点を「魚の口」に例えているのですが、この辺り一体には石だけではなく、所々に先ほどの噴水で見た「臥鉄」が置かれているそうです。 「臥鉄」は一言で言うと水の水位を測る度量衡です。


世界遺産(世界文化遺産)の都江堰観光 世界遺産(世界文化遺産)の都江堰観光@岷江とその岸辺、周辺の風景

付近にはお土産物屋があったけど、大きな置物がメインだったのでスルー。右手に都江堰の一角が見えて来た。


世界遺産(世界文化遺産)の都江堰観光@公園内に咲く花 世界遺産(世界文化遺産)の都江堰観光@都江堰の洪水対策用の水路

激流の音を聞きながら見る花壇の花は心なし落ち着かないw 洪水の時は右の写真の場所に岷江の流れが誘導されるみたいですね。 ここだけではないけど、随所に洪水対策工夫が施され、また、それは高度な数学、力学に基づいたものなのだそうです。簡潔に説明すると、川の水を誘導して分散して力を削いだりしている訳なのです。


世界遺産(世界文化遺産)の都江堰観光@都江堰を流れる川と川底

こちら側の川は水がほとんど流れていない。ここも増水や洪水時に誘導されるのでしょう。


中国旅行記、都江堰観光編@岷江と山の風景 中国旅行記、都江堰観光編@観光客と堰堤へと続く道

石が辺り一面に敷き詰められて、まさに堤防を築いている。紀元前から現代まで現役で機能している治水施設は調べた所、この都江堰くらいしか見つけられなかった。ローマ水道等は治水目的ではないし。都江堰の公式サイトにも、


「ピラミッドは使われてない死んだ世界遺産、都江堰は現役の世界遺産」


と書かれていたw この辺りは撮影ポイントの一つなので、多くの観光客が記念撮影をしていた。


中国旅行記、都江堰観光編@吊り橋 中国旅行記、都江堰観光編@吊り橋を渡って中州や対岸へ行ける

川沿いに歩いて行くと吊り橋があった。都江堰の先端部分、「魚の口」(魚嘴)によって流れを分けられた岷江飛沙堰という、洪水時に増水した水を岷江の本流へ戻す役割を果たす中州と両岸を行き来出来るようになっていた。

まぁこの飛沙堰という中州も都江堰を構成している灌漑施設の機能の一部と言う事なのです。


中国旅行記、都江堰観光編@増水時に水が流れる水路 中国旅行記、都江堰観光編@中州を魚の口目指して歩く

鎧のように石が敷き詰められた川底がのぞいているけど、石ころ等がほとんど見られない。岷江流速が速いので石ころさえ留まる事が出来ないのでしょう。 不思議な景観だ。 とりあえず都江堰治水施設の機能として働いている中州へと渡り、その先端にある「魚の口」を目指して岷江を右手に見ながら更に歩を進める。


中国旅行記、都江堰観光編@対岸から離推公園の角を眺める 中国旅行記、都江堰観光編@岷江と離推公園のある宝瓶口

ここでも川の流れを分散している。離推の文字が見えるけど、そこは文字通り離推公園なのです。それにしても激流を上手くコントロール出来てるのにはすごく関心した。でも、間違っても川岸に行こうとは思わない。怖すぎる。


中国旅行記、都江堰観光編@岷江の流れをしばし眺める 中国旅行記、都江堰観光編@岷江を離推公園で分けている宝瓶口

ラジオの雑音を大きくした様な音が絶え間なく聞こえる。地図にも載っているけど、先ほどの分岐点の左側の入口は、「宝瓶口」という名前が付けられているのです。 「だからなに?」とか言わないように!


都江堰観光@岷江を中州からSONYのデジカメ、HX9Vでパノラマ撮影

開けた場所に出たので、岷江と川岸、そして木々に覆われた対岸の景色もろともHX9Vでパノラマ風景に納める。


都江堰観光@岷江と山。秦堰塔と二王廟が見えて来た 都江堰観光@水がほとんど流れていない、岷江の洪水対策用の水路

四川省はやはり西寧とは大違いで緑が豊な土地ですね。秦堰楼二王廟が見えて来た。進行方向から見て右手には川の流れが入って来ていなかった。ここも大雨や洪水の時に川の水が誘導される場所の一つなのでしょう。


都江堰観光@滔々と流れる岷江 都江堰観光@滔々と流れる岷江。流速が速い

中州の対岸に来てみると、岷江の本流が轟音をたてながら流れていた。こちらの川底にも卧鉄か何かが埋められているようで、その部分に流れがぶつかって白濁していた。 岷江の速い流れに圧倒されて、しばしの間眺めていた。


都江堰観光@岷江と遠方の青城山をSONYのデジカメ、HX9Vでパノラマ撮影

都江堰を流れる岷江をSONYのデジカメHX9Vパノラマ撮影。 遠くに見える霞んだ山々と、そこから流れてくる川の流れの取り合せは、とても風光明媚な景観だと思う。くどいけど、五感を刺激して止まない観光地なのです。


世界遺産(世界文化遺産)の都江堰観光@岷江と離推公園をHX9Vで撮影 世界遺産(世界文化遺産)の都江堰観光@都江堰内を走る電気自動車

先ほどの川の流れを二分している「宝瓶口」付近を最大望遠で撮影してみた。 付近には「魚の口」(魚嘴)、つまり中州の先端部分へと向かう電気自動車の発着所がありました。料金は確認してないので不明。


世界遺産(世界文化遺産)の都江堰観光@岷江とその対岸の崖 世界遺産(世界文化遺産)の都江堰観光@記念碑が建っていた

中州の反対側へと来てみた。こちらは対岸が峻険な崖で、特に護岸工事などもされていないので、古い時代からほとんど変わらない景観を残しているようです。こちら側に二王廟や古代の宿場街道などがあるのです。


世界遺産(世界文化遺産)の都江堰観光@昔からほとんど変わらない風景なのでしょうか 中国旅行記、都江堰観光編@岷江の圧倒的な流れが弛まず続く

また洪水時に溢れた水を誘導する水路らしき場所があった。本当に良く出来てるなぁと思う。 また本流側へと来てみた。対岸から川の水が流れ込んでいるけど、これも昔からある流れなのでしょうかね?


中国旅行記、都江堰観光編@中州を魚の口(鱼嘴)目指して進む 中国旅行記、都江堰観光編@中州の林

程よく舗装された道を「魚の口」(魚嘴)目指して歩く。時折電気自動車が追い抜いて行く。まぁこういう場所は散歩して景色を楽しんでこそ意味があると思うので、特に事情がなければ歩いて観光する事をお勧めしますw


中国旅行記、都江堰観光編@四川大地震の被災の跡でしょうか? 中国旅行記、都江堰観光編@中州と岷江の川岸を隔てる手摺り

実は都江堰は四川大地震の被災地なのですが、地震の際に「魚の口」(魚嘴)にひびが入ったり、寺院が倒れたりしたのは有名なので知ってる人は知ってると思いますが、山肌がむき出しの部分も地震の時に崩れたのでしょうか?


中国旅行記、都江堰観光編@中州の林の中にある使途不明の物体 中国旅行記、都江堰観光編@中州にある林道

左側の林の中に林道があったので入ると、木を組み合わせて作られた用途不明の物体があった。右は林道の様子。


中国旅行記、都江堰観光編@中州にある林道。右が杉、左が自然の木々 中国旅行記、都江堰観光編@岷江と川岸、対岸の山をしばし眺める

林道は右を見ると杉林、左を見ると自然の草木なので、2つの景色が楽しめたw 林道を抜けて再び岷江が見える場所にやって来た。世界遺産(世界文化遺産)だけあり、道、川岸共にゴミ等は全く落ちていなかった。


中国旅行記、都江堰観光編@岷江の川岸に沿って中州を進む 中国旅行記、都江堰観光編@有名な吊り橋、安瀾索橋が見えて来た

苔が生して緑がかっている欄干というか手摺りが延々と続いている。しばらく歩くと吊り橋が見えて来た。吊り橋を見るのは久しぶりだから、何だかわくわくして来たのですw


中国旅行記、都江堰観光編@古代五大橋梁の一つ、安瀾索橋の説明書き 中国旅行記、都江堰観光編@古代五大橋梁の一つ、安瀾索橋の休憩所

この吊り橋は、「安瀾索橋」(別名夫婦橋)と呼ばれている、古代五大橋梁の一つだそうです。ただし、元の吊り橋は明代に戦火で焼け落ち焼失。その後何度か修復を繰り返し、今ある橋は1974年に再建されたものだそうです。


中国旅行記、都江堰観光編@古代五大橋梁の一つ、安瀾索橋の正面 中国旅行記、都江堰観光編@古代五大橋梁の一つ、安瀾索橋を渡る

吊り橋の前で撮影。足下の板に隙間がないので恐怖心を感じるような事はなかった。もちろん揺れてはいたけどw


中国旅行記、都江堰観光編@安瀾索橋から岷江を眺める 中国旅行記、都江堰観光編@安瀾索橋から魚の口(鱼嘴)方面を眺める

都江堰を滔々と流れる岷江を横目に安瀾索橋と名付けられた吊り橋を渡る。川の中程から魚の口方面を眺め見る。


中国旅行記、都江堰観光編@安瀾索橋から岷江の下流方向を眺める 中国旅行記、都江堰観光編@安瀾索橋を渡る。観光客は写真撮影に夢中

今度は下流の方を眺め見る。HX9Vは白飛びしやすいのを失念していた。。二王廟秦堰楼が前方に見えて来た。


中国旅行記、都江堰観光編@古代五大橋梁の一つ、安瀾索橋の対岸へ到着 中国旅行記、都江堰観光編@昔からある宿場街道

無事に吊り橋を渡り終えて対岸へと到着。道が幾本にも分かれている。 最初にも書きましたが、都江堰世界遺産(世界文化遺産)ですが、都江堰だけが遺産なのではなく周辺にある建物や、道教の発祥地でもあるので、その貴重な建物等も遺産の中に含まれているわけで、ゆっくり観光していては一日で全部を見る事は不可能だと思う。


中国旅行記、都江堰観光編@重要文化財に指定された時の記念碑 中国旅行記、都江堰観光編@安瀾索橋についての資料館的な建物

都江堰が世界遺産に登録される前に、中国が日本で言う所の重要文化財に指定した時の記念碑があった。 また、すぐ側に先ほどの「安瀾索橋」という吊り橋についての資料館的な建物もありました。


都江堰観光@都江堰を見下ろす秦堰楼へと向かう道 都江堰観光@急な階段を秦堰楼目指して上る

とりあえず秦堰楼に上りたかったので、資料館は後回しにして階段を上って先へと進む。 観光客が増えて来た。


中国旅行記、都江堰観光編@楼閣の下にある建物内の壁に彫られた像 中国旅行記、都江堰観光編@青城山についての説明書き等があった

秦堰楼の下にある建物に入ると、すぐ壁面に埋め込まれた石像が目に入って来た。また、数々の世界文化遺産がある、この都江堰の南に位置する青城山についての説明書き等もありました。青城山は国家5A級の観光地です。


中国旅行記、都江堰観光編@秦堰楼まで階段がずっと続いている 中国旅行記、都江堰観光編@お決まりの翡翠等のお土産屋があった

階段を上ると途中にお土産物屋があったけど、特に興味はないので先へと進む。観光客もほとんどいなかった。


中国旅行記、都江堰観光編@秦堰楼と二王廟へ行く分かれ道 中国旅行記、都江堰観光編@振り返ると岷江と都江堰が一望出来た

階段を上りきると秦堰楼二王廟方向に道が分かれていた。迷わず秦堰楼方向へと進むと都江堰が一望出来る場所までたどり着いた! だが、ここでSONYのデジカメ、HX9Vの電池が切れてしまったのですw

実は昨日、充電するのを忘れたのです。なので、ここからはドコモのスマートフォン、SH-03Cを使ってます。


中国旅行記、都江堰観光編@秦堰楼の内部

内部は土産物屋を売る商品棚等を作っている最中だった。観光客達が塔の内部から見える景色に感嘆していた。


中国旅行記、都江堰観光編@秦堰楼から都江堰の先端、魚の口と岷江を眺める 中国旅行記、都江堰観光編@都江堰の中州をSH-03Cで撮影

秦堰楼から都江堰の先端部分である「魚の口」(魚嘴)周辺を眺める。先ほど歩いて来た中州も一望出来た。岷江が二分されている様がよくわかります。 ちなみに遠方に見えるのが青城山なのです。


中国旅行記、都江堰観光編@秦堰楼の中にはお土産屋があった 中国旅行記、都江堰観光編@秦堰楼の中から山の中に行く事が出来る

別の階では土産物屋や普通の売店が営業していた。景色を眺めつつ最上階を目指す。途中の階に出入り口があり、最初に南橋を渡ってしばらく歩いた場所にある出入り口や、他の場所へ行ける様になっていた。


中国旅行記、都江堰観光編@二王廟へと向かう 中国旅行記、都江堰観光編@二王廟の前にある建物

SH-03Cの電池も充電してなかったので、秦堰楼の屋上で撮影出来なかった。。 まぁ階下で見た景色とほぼ同じでした。 秦堰楼を降りて二王廟へ行く途中で電源を入れて撮影した写真。木々の香りが印象的だった。


中国旅行記、都江堰観光編@二王廟の前にある建物 中国旅行記、都江堰観光編@都江堰の護岸された川岸

二王廟の側にあった建物。ここで、とりあえず一番見たかった「魚の口」(魚嘴)の写真が撮れなくなるのではという不安が過り、吊り橋を渡って中州へ戻る事にした。 個人的に都江堰の一番の見所だと思っているのです。


中国旅行記、都江堰観光編@魚の口付近にある水門 中国旅行記、都江堰観光編@都江堰の見所、先端部分である魚の口(鱼嘴)と岷江の流れ

魚の口の側には水門のような施設が岷江に架かっていた。 ついに魚の口に到着。パノラマ写真を撮影したかったけど、電池の関係でかなわず。有料で記念撮影をしているブースや、電気自動車の発着場等もありました。


感想を端的に述べると、威圧的な速い流れと辺りを劈く音が圧倒的な存在感を示し、この場を支配していた。


中国旅行記、都江堰観光編@都江堰の先端付近にある水門と岷江の流れ 中国旅行記、都江堰観光編@中州の対岸の山と岷江

夕方になったし電池もほぼ無くなりかけているので、成都へと戻る事にした。先ほどの水門らしき施設を横から眺める。対岸の景色と岷江を見ながら出入り口へと向かう。今後もこの風景が変わらずに時代を超えて行くのでしょう。


中国旅行記、都江堰観光編@都江堰と成都を結ぶ高速鉄道(快速鉄道)を走る動車組の切符 中国旅行記、都江堰観光編@都江堰の高速鉄道(快速鉄道)のホーム

都江堰から成都へ向かう帰りの動車組の切符。 ちなみに成都行きの快速鉄道の終電は21時台です。こうして初めて訪れた都江堰観光は終了したのです。 成都に来たならばぜひ立ち寄って見るべき観光地だと思います♪


快速鉄道(高速鉄道)で成都から都江堰へ日帰り観光した時のまとめ動画

  • 2011年の快速鉄道(高速鉄道)で成都から都江堰へ日帰り観光した時のまとめ動画
  • 2011年7月

    2011年@快速鉄道で成都から都江堰へ日帰り観光した時のまとめ動画

    快速鉄道(高速鉄道)で成都から都江堰観光に行った時のまとめ動画です。


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